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蚊帳。

 2007-07-11
もう一つの、夏のしつらいといえば、蚊帳(カヤ)である。
子供の頃、蚊帳には素早くさっと入らなければならないといわれ、緊張して入ったものだが、今も入るときは、蚊と一緒に入らぬよう息を止めて素早く入っている。
蚊帳の中は、なんともいえないスケールの空間を感じ、とても不思議な居心地の場所である。
0707蚊帳01
実は、この蚊帳も、昨日の簾戸同様、実家にあったものを使っている。
思えば、この蚊帳はかれこれ30、40年位経ったものだろうが、ここ10年位の夏には、毎日欠かさず張って使っている。
0707蚊帳08
蚊帳の素材は麻であり、手触りは、ざらざらしており、夏の暑いときには、べとつかない感じで、涼しげである。
0707蚊帳07
なぜだか、蚊帳は、緑色に染められたものが多く、張るとき力のかかる縁(ふち)は、赤い布になっている。
0707蚊帳06
こんなところにも、房飾りが付いている。
記憶では、リングの先に、長さを調整するひょうたん型の赤いパーツがあったが、どうも失ったらしく今は、丈夫な紐を結んで掛けている。
なんという名前かわからないが、どこかにあれば、手に入れたいのだが。
0707蚊帳04
今日もこの蚊帳を張り、耳元でプ~ンと聞こえる蚊の羽音がなく、簾戸から流れる涼風を受け、安心して熟睡しています。

徒然草で兼好法師が「家の造りようは夏をむねとすべし」と書いているように、クーラーのない頃に、夏の暑さに対する工夫をしてきた、昔の日本人の知恵には脱帽するばかりである。


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コメント
帽子屋さんの書かれた文章から、光景が目に浮かび上がります。
子供の頃の夏の記憶。西瓜や枝豆。家族や近所の人たちとの会話。
帰れるものならば、一日だけでいいから帰ってみたいですね。
【2007/07/13 08:56】 | アンクルトム~帽子屋さんへ。 #OczajNqA | [edit]
こぼれ花さん。コメント有り難うございます。

「もう少し何とかならないか」という気持ちが工夫を生み、思いやりも生むと思います。
便利になることによって楽になり、工夫も思いやりも薄れてゆきます。
先人たちが作り上げた、大切なものを忘れないように、次の世代に伝えて生きたいと思います。
これからも、よろしくお願いいたします。
【2007/07/13 08:45】 | アンクルトム~こぼれ花さんへ。 #OczajNqA | [edit]
お察しの通りの帽子屋です。小さい頃、蚊帳はじいちゃんだけの必需品でした。じいちゃんは家中で一番偉くて特別でしたから、じいちゃんだけが使う物がたっくさんあって蚊帳はそのひとつでしたね。夏の昼寝はじいちゃんの添い寝で蚊帳の中でした。色は白っぽかった気がします。開け放した簾戸の向こうに近所のおばちゃんが
西瓜や枝豆などをお皿に載せて持ってきてくれた映像に白い紗がかかっていますもの。開けっ放しのご近所付き合いも 家長の尊厳も蚊帳同様 懐かしい物となってしまいました。
【2007/07/11 18:33】 | 帽子屋 #- | [edit]
以前、当方のブログに木場潟のコメントを頂きながら、失礼をしていました。

エアコンで密閉された空間で生活するよりも、そのときの自然の空気(風)を感じて生活していた時代には人それぞれに工夫がありましたね。
簾戸、蚊帳・・子供のときは必需品でした。
蚊帳が自分で畳めるようになって、嬉しくなったときもありました。
家には生活の匂いが漂っていて、人の気持ちも今よりは優しかったように思います。
【2007/07/11 14:47】 | hirospace(こぼれ花) #k8vHFzX2 | [edit]












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小松を中心に活動している建築家です。

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