モダニズム建築と街並み
2009-05-18
引き続き、宝塚での話題です。
今回の旅行での宿泊先は「宝塚ホテル」でした。

宝塚ホテルは創業1926年で、阪神間のモダニズム建築の一つとして象徴的存在の建物です。
旧館の中庭に面した廊下の喫茶コーナーは品の良い空間。

間に合わせのデザインではなく、しっかりとしたプロポーションの空間。

レストランの一つ「ビアケラー」のシックな入り口。

ステンドグラスのデザインも、きちんとデザインされ、本当に品格を感じるいいホテルでした。

近くには、「タカラヅカ」の歌劇場。

街並みも、全体にタカラヅカ風。

日本家屋の格子のある町屋の町並みにこのようなものが突如あると悪趣味になりますが、一本線筋の通ったデザインで、決してまねごとではなく、互いに気配りし全体で雰囲気を形成すれば、このような建物や街の品格が生まれることを気づかせてくれます。
宝塚の街を歩いて、町の文化の高さを感じましたし、街づくりの基本が形こそ違え理解できたような気がしました。
とても勉強になりました。