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村野藤吾の名建築Ⅱ

 2009-05-17
宝塚市のもう一つの村野藤吾先生の作品「宝塚カトリック教会」へ。
宝塚カトリック教会01
この教会は、先にあげた、村野建築の芸術的曲線の建築のひとつ。
完成時に「大洋を漂い続けた白鯨がようやく安住の地を見つけ岸辺に打ち寄せられた」と手記で書いているように、塔屋が鯨のシッポのような外観をしており、見事な曲線美の建築です。
宝塚カトリック教会02
このような形はコンピューターのない時代にどのような図面を書いて工事したのか想像すると、とてもすごい建物だと感じます。
ちなみに、屋根の突き出た部分は、雨樋の排水口になっており、雨水が弧を描き落ちる仕掛けになっています。
宝塚カトリック教会03
内部もいたるところ甘美な曲線。
天井はうねりのある曲面天井。
わずかにずらされた壁の隙間から光か差し込み、祭壇の両脇にはステンドグラスが。
宝塚カトリック教会04
イエスの背後の聖器室は、クジラのシッポから光が差し込む計算になっており、まさしく光の魔術の建築。
かつて見学した、コルビュジェのロンシャン教会アアルトのリオラ教会の光の使い方を思い起こす名建築です。
宝塚カトリック教会05
この宝塚カトリック教会の外壁が近く吹き変えられるそうです。
7月頃には、完成時のような「白鯨」が再び姿を現すのが楽しみです。
ちなみに、村野藤吾75歳の作品。

思えば、「オードリーヘップバーンとローマの休日」、「ベートーベンと梯剛之」、「村野藤吾と宝塚市庁舎や宝塚カトリック教会」と名作、名優、名曲、名作曲家、名演奏家、名建築家、名建築とブログ記事続きました。
いつの時代にも、いつ見ても感動を与えてくれるもの、それが名のつくものだと改めて感じます。


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家楽舎(かがくしゃ)

Author:家楽舎(かがくしゃ)
小松を中心に活動している建築家です。

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