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レッド&ブルー

 2007-12-13
20世紀初頭の芸術や建築の考え方は、大変、難しいものです。
今回紹介する椅子をデザインした建築家リートフェルトも、芸術運動の「デ・スティル」のメンバーの一人で、とてもややこしい言い方で、建築論を展開しています。

今日は、独断の私見にて、チョーわかりやすく解説いたします。
0712R&B01
この椅子はバウハウスの展示会で発表された「レッド&ブルー」という椅子です。
といっても、椅子の形をしたオブジェです。
椅子という、先入観を捨てて見れば、赤い面と、青い面と、黒い線が組み合わせられているオブジェに見えます。
「デ・スティル」の芸術運動は、このように、先入観のイメージをなくし、面と線で構成された絵やオブジェを作ることが作品のテーマなのです。
0712ZIGZAG01
この椅子も、同じく、リートフェルトのデザインで、面がジグザグにつなぎあわされ、名ととおり「ZigZagチェア」と呼ばれています。

20世紀初頭の頃の建築の考え方は、先入観を取り払い、たとえば、壁は垂直な面、天井は水平な面としてとらえ、それらの面を組み合わせて、建築を表現することが多くありました。
これらの椅子(オブジェ)もそのように、「背もたれ」や「座」「肘掛」という先入観を取り払い、面や線を組み合わすことで、立体を作ろうとするものです。

これらの椅子(オブジェ)は、座り心地もへったくれもなく作られていますので、実際座ったことがありますが、座り心地は最低でした。
これらは、あくまで鑑賞するもので、座るものではありません。

このようなヒントの中から、モダンデザインを見ると少しは理解できることがあると思います。

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家楽舎(かがくしゃ)

Author:家楽舎(かがくしゃ)
小松を中心に活動している建築家です。

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