福井県年縞博物館
2022-06-11
瀬戸内・四国の旅-18
設計者は内藤廣氏。2018年。

地形を利用して、ピロティ―とし一直線上の切妻の建物を浮かせたデザインです。

軒を深くした屋根とガラス面とコンクリートをシンプルにまとめています。

単調になりがちの屋根にバランスよくトップライトを設けています。

アプローチキャノピーは内藤廣しのいつもの軽快な木製ルーバー。

ピロティの天井部もコンクリート打ち放しであるが威圧感なく造られています。

年縞とは、「水月湖」の湖底に堆積した7万年分の地層のことです。

堆積した7万年分の45mの年縞を垂直に掘り進んで採取し、薄くスライスして水平に展示しています。

展示方法も、垂直のものを水平にと、発想の転換で素晴らしいです。

屋根は内藤廣氏の得意とするトラス構造をリズムよくデザインしています。

今回の四国・瀬戸内海の旅の大人の修学旅行では数多くの建築を見て回りました。
良い刺激となりました。