大人の修学旅行2017年3月
2017-03-19
今回の大人の修学旅行は「多治見モザイクタイルミュージアム」設計は藤森照信。

タイルは土からつくられることから、土の山の断面と採掘のために地面が掘られていることを表した外観。

強烈なデザインです。
お山には木も生えています。

土塗風の壁には茶碗やタイルの破片が埋め込まれています。

小さな入り口は愛嬌たっぷり。

中での順路は、いきなり最上階の4階へと。
目に飛び込んでくるものは、クモの巣のようなもの。

良く見ると、モザイクタイルの連鎖。

モザイクタイルの壁画に、テーブルにスツール。

見ていて楽しいです。

コンセプトが崩れず上手く作られています。

階下に降りると、モザイクタイルの見本市。

並べられたものを見ていると、設計に取り込みたくなります。

1階の壁はボーダーになっていますが、良く見るとグレー部はコンクリート打ち放し、白部はコンクリートを凹ました上に漆喰。
品のある仕上です。

大人の修学旅行では、これまでに神長官守矢資料館・高過庵・空飛ぶ泥舟・秋野不矩美術館・ねむの木子供美術館・たねやラコリーナと藤森照信の作品を見て廻っています。
どれもがインパクトがあって感服します。
普段建築の仕事をしていると型にはめ込まれた「建築」というカテゴリーに縛られており、フジモリ建築を見ていると、いつもこれでではイカンと感じます。
この刺激、次の設計に取り込みたいです。
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