正月飾り
2017-01-05
平成29年になりました。新年おめでとうございます。

私の生まれた年は昭和29年。

平成29年と昭和29年。
不思議な感じです。

もう何年かすれば、平成年号での生きてきた年月が長くなります。
久しぶりの木場潟散歩
2017-01-06
昨年末から寒くなり、歩く機会が減り体型は元通りに。と言うより、正月には食べて、飲んで、寝ての毎日で、えらいことに。

久しぶりの木場潟散歩。
やはり気持ちいいです。
辺本良治さんの作品
2017-01-07
昨年「ギャラリーふくさと」さんで行われた辺本良治さんの作品展。
辺本さんの肩書はステンドグラス作家。

ガラスが使われていますが、むしろほとんどオブジェ。

アトリエの床の間や飾り棚に美しく置かれています。

このような楽しいものがあるとウキウキします。
すがの会書作展
2017-01-07
母が習っている書の「すがの会」の書作展へ。
こまつ芸術劇場うらら小ホールで毎年行われています。

先生の素晴らしい作品をはじめ、他の生徒作品も発表され見ごたえのある作品展です。

最近の母の作品は、書の出来栄えより、挿絵を交えた書にはまっているようです。

卒寿の母の楽しみです。
デュオ・リサイタルⅢ
2017-01-08
昨年12月、ヴォルフガング・ダヴィッド&梯剛之さんのデュオ・リサイタルⅢをこまつ芸術劇場うらら小ホールにて開催。
これで3年続けての開催で、おかげさまで、いずれも満席となる演奏会。

3年目の今年が初めて晴れの日があり、リハーサルの合間をぬっての、しばしの木場潟湖畔でのホリデー。

前回は、ウィーンを皮切りにモスクワ、サンクトペテルブルグ、ロンドン、小松、東京と巡回公演をし、
お二人のアルバムは3年続けての3枚目の発売。
うち2枚は、小松での演奏曲と同じ曲目が収録。

梯剛之さんのソロ演奏のCDも3年続けて発売。
小松市民の皆様に、お二人のファンになっていただいたようで、お二人も小松のファンになっていただいたようです。
「カケハシ」になれたようです。
木場潟ウォーキング
2017-01-08
今日も、天気が持ちそうなので、3日連続の木場潟一周。
昨年、メタボ解消のため、週に5日ほど歩いていた時期があり、年明けには奮起一発と。

でも、来週からの天気予報では雪模様がついていて、どうなることやら。
北陸新幹線工事着工
2017-01-09
昨年末から、木場潟と前川付近で護岸工事が。
北陸新幹線工事の道路取付のために。

川岸の樹木を全て取り払い。

風景を変えながら、少しずつ工事が進んでゆきます。
![DSC_03202012-11-25_10-36-462012-11-25_10-36-46_1[1]](https://blog-imgs-98-origin.fc2.com/k/a/g/kagakusha/20170108093810b64s.jpg)
以前の同じところからの写真です。
自然が唯一残る大好きな風景だったのに。
http://kagakusha.blog80.fc2.com/blog-entry-1065.html
(かつて紹介をした風景のブログです)
閑古鳥が鳴く
2017-01-10
アトリエの巣箱には一向に鳥が来ません。
近くの枝にはスズメやジョウビタキなどの鳥が来るのですが。

八王子のY先生から送られた野鳥用の餌台を近くに置いているのですが。

見向きもしてくれません。

文字通り閑古鳥が鳴いています。
角地の二世帯住宅
2017-01-11
角地に建つ三世代が住む二世帯住宅です。敷地は角地にあったほうが2方向での駐車スペースがとりやすく、特に家族が多い場合プランがまとまりやすいです。

手前の平屋部には親世帯、2階建部は子世帯で、玄関や水廻りが共有したプランです。

子世帯は吹抜のダイニングとしており、リビングのソファーセットなどを置かない計画です。
これは、子世帯の両親は共働きで、子供たちも大きくなり、それぞれが自分の時間を過ごすことが多くなり家族揃って時間を過ごすことが少なくなってきたので、好きな時間に集まることが出来るようにと大きなダイニングテーブルを設けたプランです。

この吹き抜け空間と寝室など各室は直接出入りできるようになっており、家族の意識がバラバラにならないようにと計画しています。
これからは、このようなケースの住居形式もあるような気がします。

親世帯は、いわゆるリビング・ダイニング・キッチンのワンルーム形式です。
ヒートショックの少ないようにと寝室はやはり直接出入りできるようにしています。

バスルームを共有しており、脱衣室と洗面室が同じであると使用時間が重なると不都合を生じるので洗面室はパウダーコーナーとして親世帯・子世帯の中間位置に設けています。
これは洗顔時に家族が「おはよう・おやすみ」の挨拶ができればと願って計画をしています。
また収納棚も1ヶ所まとめ、家事動線を整理しています。
セカンドハウス(リフォーム)
2017-01-11
周りが森に囲まれた住宅のリフォームです。施主は県外に住み、今はほとんど空き家状態で、手入れのために年に数回帰省にくる住宅です。

最近、空き家問題が取り沙汰されていますが、空き家になる原因の一つに、施主が県外に出て、これまで両親が住んでいたのが亡くなりそのまま空き家になっていることのケースが良くあります。

施主の方が年に数回でも帰省する時、朽ちて行く実家を見過ごしたくはなく、むしろ帰省したくなるような家にしてほしいとの希望でのリフォームです。

訪れたら心地よいワンルームで過ごしせるよう、自然素材の珪藻土などを仕上をし、来客にも対応できるようベンチシートを配置しています。
また、滞在時の生活物を一ヶ所にまとめて収納できるようにと壁一面の収納を大きく取っています。
住宅と言うより、セカンドハウスの要素を持った住宅です。
ガレージ付き住宅
2017-01-11
北陸は雨や雪の日が多く、ガレージについての要望が多くあります。敷地建蔽率や予算によって計画の仕方は様々です。

インナーガレージという要望もありますが、使い勝手を考えると電動シャッターになり金額がどんどんと重さばります。

そのようなときは屋根だけを付けたオープンのガレージを提案します。
建物と一体になったガレージで街並みを良くしますし、計画によっては中庭も確保できます。

その中庭が道路とのワンクッションになり、プライバシーを保ちつつ開放感のあるリビングになります。
また天井を高くし高窓を設ければ気持ち良い部屋になります。
外観においてお荷物になりがちなガレージもプラスな要素にもなります。
町屋の二世帯住宅
2017-01-12
町屋は間口が狭く奥行きが長い敷地多くは建っています。ましてや二世帯7人が住む住宅となるとそれぞれの部屋の採光や通風の室内環境を考えるに苦労します。

道路に面した1階はプライバシーを保つために低い位置に格子付きの窓を設け通風を確保しています。

リビングは天井を高くし、高窓を設け部屋全体の明るさを確保し、掃出し窓によって中庭とのつながりを持たせ部屋の開放感を持たせています。

二世帯住宅で大切なのは、家族のそれぞれの居場所です。
リビングダイニングで三世代の家族が過ごすことを前提としますが、親世代の寝室には小さなリビングコーナーを設け、家族全体へのガス抜きになるよう計画します。
それによって良い距離感を持った二世帯住宅の過ごし方が生まれます。
和風の二世帯住宅
2017-01-13
二世帯住宅にはいろいろなパターンがあります。一般的には子世帯の夫の両親と住むケースを思い浮かべますが、妻の両親との二世帯や、両親ではなく片親のケースなど家族構成にについて様々です。
玄関からリビング、水廻りなど全て一緒の住まいから、玄関だけが共通、水廻りも共通、全く別々など様々な住まい方の二世帯住宅があります。

この二世帯住宅は、夫のお母様がご主人を亡くされ一人で住んでいるところ、老後を考え早いうちに同居と希望でのものです。

玄関アプローチは同じですが、玄関、リビング、水廻り等それぞれが別々で、廊下にてつながっています。
お母様は長年ここで住まいをされているので、友人など来客が多く、気兼ねなくと玄関を別にしました。

また、来客の部屋は和室にしてあり、正月、盆には家族が集まって過ごせるよう行き来できます。

子世帯からは直接親世帯の様子は分かりませんが庭越しに気配がわかるよう配置しています。

程よい距離を持っての二世帯住宅、家族構成など状況を整理して計画すれば住みよいものになるでしょう。
平屋の住宅
2017-01-14
北陸で設計をしていると、敷地面積が広いケースが良くあります。
設計依頼に来られた時、施主は2階建を想像して来られますが、平屋を提案します。

広い敷地に2階建ての建物を計画した時、残った敷地に予定があれば別ですが、使わない敷地が多くなり、そのままにしておくことはとてももったいし、雑草も生え手入れも大変です。

平屋建のメリットは段差のない生活が出来ることで、同じフロアで家族がどこにいるかの気配がわかることもあります。
デメリットは、基礎や屋根の面積が大きくなるのでコストアップになりますが、2階建ての場合、階段や通路の面積が必要となり全体の面積が大きくなり、施工面積の増から当然コストアップになります。
均していけば、平屋建ての場合のほうが安くなることがあります。

2階に部屋がないので、リビングなどの天井を高くし、デザインも自由になります。
平屋の住宅の魅力です。
平屋のゲストハウス
2017-01-15
住宅設計を長年していると、いろんな条件での設計を依頼されます。
敷地が広く、予算も十分あり、要望条件も面白いものがあります。

郊外で計画されたこの住宅は、住居としてを前提としていますが、ゲストハウスとしてもとの要望でした。

外観は閉じられていますが、扉を開けると室内ではなく内部アプローチとなっています。いうなれば建築化した門扉で、前庭です。意外性がゲストハウスの面白さでもあります。

平屋で天井を高くし、庭とのつながりによって開放感があります。

しかし、小さな住宅も大きな住宅も基本は同じです。
プライバシーが守られて採光・通風が良く、使い勝手が良く、そして居心地が良い。
大切なことは守らなくてはなりません。
ちいさな森の庭に住む
2017-01-16
街なかであっても、樹木の見える住宅に住みたいと願う施主は多いです。
限られた敷地の中で前庭と吹き抜け空間を大きく取り豊かな生活空間をと計画した住宅です。

樹木がやがて大きくなり、木漏れ日のある庭に。

吹抜上部のサイドトップライトから差し込む光が吹き抜け空間を明るくします。

リビング・ダイニングは庭とつながり、実際の広さより広く感じます。

キッチンや畳コーナーも良い位置関係にしています。

階段を上った廊下はスタディーコーナーとなっており、建物全体が一体感あるものとなっています。
決して面積の大きい住宅ではありませんが、豊かな生活空間のある住宅です。
ロフトを愉しむ
2017-01-17
施主からの希望で屋根裏部屋のロフトを希望されることが良くあります。
思いを確認すると、屋根裏がもったいないので収納にできないかとの希望があります。
その場合、屋根裏収納は工事費0円で出来るのではなく、利用頻度も一度収納してしまうとそのままになってしまい、有意義な収納にはならなく、むしろ、通路壁面に奥行50センチでもの収納を付けたほうがよほど安価で利用される収納になると伝えます。

しかし、ロフトが隠れ部屋であったり、特別なスペースの思いがある場合は別です。

日常の生活の場を上から俯瞰してみたい、日常から離れた空間がほしいと思う人は多いものです。

この設計ではその思いを取り入れました。
登るのは階段ではなく梯子。遊び心も付けてボルダリング。
上から見下ろす風景は特別な感覚があります。
アプローチ庭
2017-01-17
以前に設計した建物の、建物周辺のガーデニングです。
これまでは道路に面した側には何もしておらず、殺風景であり、水はねによる建物汚れの心配もありガーデニングしました。

ただ植え込みするのではなく、柵等をリズムを持って配置しています。

建物全体で街並み景観を作り出しています。
朱漆塗りの座敷(リフォーム)
2017-01-17
市内の旧家の離れの座敷リフォームです。
これまでの座敷は寒くて暗く、ほとんど使われておらず、快適性を持たせて茶会にも使えるようにと依頼された座敷リフォームです。

既設の朱塗りの柱、鴨居などを手入れし、壁天井床断熱を入れ、塗り壁をし直したら、見違えるようになりました。

市内にはこのような座敷は数多くあり、大概は物置状態になっていますが、大切な建築遺産に手を入れ甦えるよう設計することも大切な仕事です。
丘陵地の家
2017-01-17
郊外の丘陵地住宅地に建つ住宅です。
前面の道路は右に下がり敷地全体に高低差のある敷地です。

2階建部分の1階は客室としての和室。2階は寝室とし、それぞれに濡れ縁、バルコニーを設けています。
前面道路に高低差があるので、前庭を大きくとってもプライバシーが保たれた明るい室が確保されます。

反対の面はリビング・ダイニング・キッチンはワンルームとし、裏の雑木林やガーデンテラスとつながりを持たせています。
室内には、実家で使われていた梁や柱の古材を使い、モダンさと民家風を組み合わせたインテリアです。

ゲストハウスのようなゆったりとした住宅です。
設計にプレゼンテーションパース
2017-01-17
ブログで連続してイメージパースを記事にしてきました。
基本設計の際の打ち合わせで、平面図だけではどうしても説明できず、イメージパースを付けています。

空間の感じや、素材感の感じを伝えながら、設計コンセプトを伝える手段のものです。

これらのプレゼンテーションパースは打ち合わせ際に1回限りにしか使われておらず、おそらく数百枚を描いたと思います。

パースを描きながら設計をしていると、キッチンや家具などの生活感や、光や通風の快適性、空間デザイン等々を自分自身でイメージ、確認でき設計もスピーディーになります。

私にとって、とても有難いツールです。
操作一つで、色鉛筆手書きタッチでの表現も。
使っているCADソフトに感謝です。
アカゲラ2017
2017-01-17
アトリエの庭にアカゲラが。
先日から樹木の間を飛び回っています。

枝をツツキながら枝をよじ登って。

そしてまた別の木に。

ユーモラスな動きが目を楽しませてくれます。

しばしの眼の保養です。
ツグミとシロハラ
2017-01-19
アトリエの庭の積もった雪が融け、地表が現われ来たら鳥たちが地面の虫をついばみ始めました。
まだら模様のツグミです。(正確にはトラツグミ)
トコトコ歩いてはあたりを見渡し、地面をつついて虫などの食べ物を探し回っています。

こちらは、シロハラ。
同じく地面をはい回っています。
設置した餌台には目もくれず一生懸命に雪解けになった地面をつついています。
ルドヴィート・カンタさんのチェロリサイタル
2017-01-22
昨日、石川県立音楽堂へ、アンサンブル金沢で活躍をされているルドヴィート・カンタさんのチェロリサイタルへ。
演目の一つにフランク作曲「チェロ・ソナタイ長調」。

3年前にこまつ芸術劇場うららにて演奏されたヴォルフガング・ダヴィッド&梯剛之さんの「ヴァイオリン・ソナタ」と同じ曲。
チェロとヴァイオリンとの違いがありますが、両方とも心に打つ演奏。
とても良かったです。

会場で購入したカンタさんのCD、J.S.バッハ「無伴奏チェロ組曲集」。
ヨーヨーマのCDと比べると、ヨーヨーマ40歳過ぎ頃の演奏、カンタさん50歳過ぎ頃の演奏。
なんだか年を重ねた分の違いが感じられます。
同じ曲目を聴き比べるのも、クラシック音楽の愉しみです。
「ささめやゆき」さんの版画とグレン・グールド
2017-01-23
絵本作家、版画家、イラストレーター、書籍挿画家といろいろな肩書を持つ「ささめやゆき」さんの版画が、アトリエのリビングのCDコーナーに飾ってあります。
版画はかつてブームになった異端の天才ピアニスト「グレン・グールド」の肖像版画。

良い組み合わせです。

心地よい音楽で、いろいろと空想を。
花束
2017-01-25
今回は、心がつながる話。
梅津時比古さんの「日差しの中のバッハ」エッセイ集の中に「花束」と言うタイトルのエッセイが出てきます。
これは当時目が見えなくなりつつあったピアニストのアニー・フィッシャーのさよならコンサートで盲目の少年が花束を贈ったというエピソード。
アンコールに弾いたシューベルトがその少年に語りかけたかのように弾かれ素晴らしかったと書かれています。

この盲目の少年こそが梯剛之さん。
彼の自伝「僕の中はいつも光」の中にそのことに触れ書かれています。
当時毎日新聞社の記者であった梅津時比古さんと梯剛之さんとはインタビューなどの仕事を通じて知り合いでした。
「日差しの中のバッハ」が点字訳本され、それを読んだ梯剛之さんは胸が高鳴り、すぐさま梅津さんに電話をしたことが書かれています。
2人は、もっと以前にこのような形でつながっていたのです。

昨年末、こまつ芸術劇場うららにてヴォルフガング・ダヴィッド&梯剛之デュオ・リサイタルⅢを開催し、アンコールの合間に少女が二人に花束を贈りました。
実は、少女は生まれたときから全盲で、これまでの3回のリサイタルを楽しんでもらっています。
今回成長した少女がようやく花束を贈りました。
梯剛之さんと少女は毎年小松で会い、互いに心を通わせています。
このことがいつか少女の中で、花束のリレーになればと願っています。
シジュウカラ
2017-01-29
昨日、陽気に誘われシジュウカラの群れがアトリエに。
いつも空っぽの、始終空っぽの巣箱に興味を持って。

結局は入らずじまいに屋根に。

ツィツィと鳴く光景は愛らしいです。

あちこちの樹の枝を飛び回る。

小さな眼をしたシジュウカラ、癒されます。