寺田一行さんの版画
2016-02-06
先日紹介をした寺田一行さんの版画展。
寺田さんから毎年カレンダーをいただいています。
1998年から大切に保管しているカレンダー。
毎年の1月だけをまとめてみました。

こちらは、先日の個展で購入した版画。
素敵なものばかりです。
大人の修学旅行2016年2月
2016-02-09
今回の大人の修学旅行は、目黒区総合庁舎。設計は村野藤吾。

以前は、千代田生命の本社ビルとして使われていたもの。

外観はアルミキャストの格子を組み合わせ、「光を跳ね返すのではなく、吸収する」美しい様相。

車寄せのキャノピー(庇)は軽やかに。

ディテールもきれいです。

内部に入るとエントランスホール。

大きな窓はなく、低い位置の窓。
床の石張りの光沢に光が反射し明るい空間に。

天井にはガラスモザイクが施された天窓。
作野旦平の作品。

見ごたえは、中央のらせん階段。

3層の吹抜を曲線がつながり、宙に浮いたように見せています。

今回入ることが出来ませんでしたが茶室も。
土庇の薄さは、おどろきです。
外観ファサード、光の取り入れ方、らせん階段、茶室の庇。
どれもが村野藤吾が苦心しているテーマが伝わる、名建築の一つです。
大人の修学旅行2016年2月(その2)
2016-02-10
代官山ヒルサイドテラスへ。
設計は槇文彦氏で1969年から30年の間に6期にわたり街並みを作ってきた店舗を持つ複合集合住宅。

1期の時は用途地域が第一種住居専用地域であり店舗が認められない地域であったが、地域性を考え店舗が必要と行政との折衝で実現した店舗複合集合住宅。

学生時代の低層住宅の設計課題の際に参考にと、良く見学に行ったものです。

三層の建物で、高低差を利用して、路地や広場を上手く配置し、スケール感の良い建物が素晴らしい街並みを作っています。

ザハ・ハイデッド氏の新国立競技場案の際に、スケールが東京都心のスケールではないと異を唱えた槇文彦氏。
この原点が、このヒルサイドテラスにあるような気がします。
電気ブラン
2016-02-11
先日、懐かしいお酒を発見。
電気ブラン。

発売当時「電気」がハイカラだったことから、電気でしびれるほどのブランデーとして薬草などをブレンドしたお酒。

今の言葉で言えば「ハイブリッド・エレクトリック・プレミアム・ブランデー」
アルコール度数40度。
ストレートにガンガン飲めば、頭の中はアトミックになりそう。
小松市公会堂Ⅱ・宮本三郎の壁画
2016-02-13
以前に紹介をしたことがある、小松市公会堂。小松市公会堂←クリック

このたび、展望塔のみが解体されることに。

展望台が特徴だったのに。
小松のモダニズム建築が形を変えることになり、とても残念です。

ところで、1階キャノピー付近に宮本三郎の壁画があると、前回も紹介をしました。

黒御影石をエッチングして描かれています。
タイトルは「小松の産業」。

小松市役所側にも同じモチーフの壁画があります。

しかしこちらはモザイクタイル貼。
まさか、このモザイクタイル画まで撤去しないでしょうね。

おまけ。
宮本三郎美術館裏と空とこども絵本館裏に囲まれた広場にある、同じく宮本三郎の壁画「農耕」。
これもいい作品です。
時を超えて。
2016-02-15
小松市の歴史の本を見ていたら思わぬ写真を発見。
1939年の前川から白山を望む写真。

77年前の風景写真です。

現在も変わらぬ風景です。

こちらは、今江町史の扉に描かれている墨絵。作は、今江町の泉昇さん。
![DSC_01212008-05-04_08-04-24[1]](https://blog-imgs-88-origin.fc2.com/k/a/g/kagakusha/2016021514405407es.jpg)
こちらは知人のお嬢さんが高校生の時に描いた水彩画。
時を超え、この風景に惹きつけられるものがあります。
2016年雪化粧
2016-02-16
今朝の木場潟湖畔。
新雪がふわりとかかり冷え込んだ朝。

昨晩寝る前におそらくこのような風景になるだろうと。

氷点下の気温が上がる前に。

あちこちと走りながら撮っていると。

いつの間にやら大粒の汗が。

いい運動です。
ボタニカルアート葉書
2016-02-23
富山県中央植物園へ行った際に買った葉書。
ボタニカルアートの葉書。

サクラの種類ごとにセットにしたもの。

桜の花も優しいものですが、書かれた絵もとても優しく。

誰かに送りたくなります。
富山市ガラス美術館
2016-02-24
富山市ガラス美術館へ。
設計は隈研吾。

ガラス美術館と図書館の複合の建築。

形や位置が少しずつずれた3層の吹抜け。

上手くプランしています。

格子の効果でもあるように、正面から見ると線材で素通しされ。

斜めから見ると面に見え、空間を仕切る。

鏡を使って、空間の広がりも。
部材をよく理解した空間です。
二木紫石の書画展
2016-02-26
少し前のことですが、しろやま会館で二木紫石の日本書画展が。
私の住む今江町生まれの明治23年~昭和54年の日本画家です。

名前はよく耳にしていましたが、作品を拝見することは初めて。

精緻であるけれども柔らかいタッチで、優しさを感じます。

これは、屏風に貼られていたものを一枚一枚の作品に。

屏風や襖絵。
今江町には素晴らしい文化人が沢山輩出したことを改めて知ることが出来ました。