2010年修学旅行春(その1)
2010-06-01
先週末、横浜・東京方面へ春の修学旅行へ。
まず、足を延ばしたのは、鎌倉へ。
鎌倉には、ル・コルビュジェの弟子である坂倉準三設計の神奈川「県立近代美術館」があり、いつでも行けると思いつつも、今回が初めての見学。

完成は、1951年。私の生まれる前の建築です。
ル・コルビュジェの建築の2階を柱で持ち上げるピロティ建築を取り入れながらも、日本的な空間を作り出している、名作の美術館です。

平面は中庭が設けられており、中庭は池から立ち上げられた柱の回廊とつながり、光の陰影を感じさせてくれる、とてもいい空間です。

1階の壁には大谷石が使われ、2階の無機質な素材との対比が上手く表現されています。

喫茶室には「女の一生」の壁画が描かれ、レトロな雰囲気がたっぷりの空間となっています。
60年ほど前に建てられた建築がほぼそのままの形で使われ、今でも建築の質の良さを感じさせてくれる名建築です。
2010年修学旅行春(その2)
2010-06-01
修学旅行の2番目のコースは、最大の目的、梯剛之さんのピアノリサイタルへ。
これまでにも何度か足を運び、演奏を聴いたオールベートーベン。
今回のベートーベンは、いつもとは違う新しい表現の演奏のように聴こえ、新しい梯剛之さんを感じました。
それにしても、梯剛之さんの演奏は何回聞いても、胸を打たれます。

宿泊は、横浜ランドマークタワーのホテル。
見渡せば、「街の灯りがとてもきれいねヨコハマ、ブルーライトヨコハマ」。

東の空には、赤い靴ならぬ、赤い月が。

夜明け、セピア色のヨコハマベイブリッジ。
何ともきれいな、風景。
2010年修学旅行春(その3)
2010-06-01
修学旅行、2日目は東京へ。
もう一つの目的、友人の山下一三さんの個展「器展」へ。

この個展にはたいへんお気の毒なハプニングもありましたが、目出度く開催。
山下一三さんの作品は、不思議な形と色使いでユーモラスな形をしていますがすが、とても細かいところまで気を配ってつくられた、力量ある作品ばかりです。

その後、ルーシー・リー展が開催されている新国立新美術館へ。
設計は黒川記章。何も伝わらない、小手先の現代建築に、がっかり。

しかし、ルーシー・リーは美意識の高い作品に改めて感激。
いろんなことが学べる、素晴らしい器ばかりです。

ついでに、東京タワーへ。
中学生の修学旅行以来の東京タワー。
50余年間、いつもトップランナーであり続けた、力強い構築物に、これも改めて感激!

〆は、A4ギャラリーにて開催されているアントニン・レーモンド展へ。
今回の最初に行った神奈川県近代美術館と同様、時代を超えても建築の理念が今でも心に残る建築作品の在り方を教えてくれる、とてもいい建築展でした。
駆け足の修学旅行でしたが、建築・音楽・器と心に残るとてもいい旅行でした。
麦秋
2010-06-02
今年も麦秋の季節となりました。
湖畔の周りの麦畑が、あっという間に黄金色になり、麦が風に揺られ波を打っていました。

早朝散歩の時に撮影したのですが、空にはまだ残月が。

雲雀(ひばり)があちこちでピーチクパーチクと鳴き、つがいで楽しく飛び回っています。
麦畑には、やはり雲雀(ひばり)が似合います。

毎年麦畑をブログにしていますが、麦の穂は本当に芸術品だと思います。

麦穂をちょっとアトリエに飾ってみました。
なかなか、いいものです。
朝日の光道。
2010-06-03
今年は、いつまでも寒い日が続いたり、風邪をひいたりで、なかなか早朝散歩ができませんでした。
6月に入り、気持ちのよい朝となり、ようやく早朝散歩に出かけられるようになりました。

朝4時半頃に目覚め、5時前にはきれいな日の出。
湖面には、日の出の光の道が伸びていて、とてもきれいです。

気持ちの良い朝は、カメラをぶら下げ湖畔散歩をすることが、何よりのストレス解消です。
さわやかな早朝散歩。
2010-06-04
ここ数日天気がよく、早朝散歩もさわやかな気持ちで歩くことができます。
遠くではカッコーが鳴き、湖畔にこだましています。

さらに、葦にはオオヨシキリがギョギョシ・ギョギョシ・ゲゲゲと鳴き、湖畔の風情を出しています。

日の出からしばらくの時間は、風がやみ、さざ波のないきれいな湖面を見せてくれます。

鳥の鳴き声だけが聞こえる湖畔の散歩、とてもいいものです。
木場潟湖畔の園路
2010-06-05
今朝の散歩は、木場潟湖畔を反時計回りに。
いつも歩く方向と反対方向に歩くと、景色が違って見えることがあります。

湖畔から見渡す木場潟や白山連峰の風景も見事なものですが、園路も写真におさめるとなかなかいいものです。

20数年前に、湖畔に住み始めたころは、こんな遊歩道もなく、背丈以上もある葦のなかをかき分け歩かなければならない湖畔でした。

やがて、整備され、今では石川県の公園の中で、兼六園に次ぐ来園者が訪れる公園となりました。

早朝から一日中散歩する人を見かけます。

きれいな風景と、緑の気持ちいい道。本当に良いところです。

ところで、今日の写真、どこで撮影したかが全部わかれば、木場潟検定合格です。
木場潟公園
2010-06-07
木場潟湖畔の散歩は園路ばかりではありません。広場や小路にも魅力がいっぱい。

何度か紹介しているベンチ広場。

勝手に命名している、セントラルフィールド。
その向こうにはサッカーグランドがあります。

これも、何度か紹介している、冬ソナの小路。
メタセコイヤの大木の並木道です。

あまり知られていない、スクエアコート。

木場潟湖畔を一周すれば、すぐわかる、ウエストサイドフィールド(西園地)。
いろんな広場があって、本当に楽しめる木場潟湖畔です。
おもてなし池田
2010-06-08
昨日、久しぶりにおもてなし池田へ。
完成したころは、外壁が柿渋を塗ったばかりで赤い色の建物でしたが、いまは、すっかり色が落ち着き、いい具合の木の色に。

山間の敷地に、のんびりできる、とてもいい環境です。

室内には、簾戸が入れられ、時間の流れを忘れてしまいそうな食事空間に。

玄関のあしらいも、とてもいい雰囲気に。

主人が、自家栽培の野菜を摘み、料理にも。
美味しい料理と、ゆっくりとした時間。そしていい雰囲気の空間。
心が癒されます。
Kcoガーデン。
2010-06-09
これまでにも何度か紹介し、楽しみにしていた、HさんのKcoガーデンへ。
仕事の合間をぬって、一休み。
それにしても、見事なフラワーガーデン。

バラの季節が過ぎかけたとはいえ、まだまだ大輪のバラが。

バラだけではありません。菖蒲もいろんな色をつかせた珍しい花ばかり。

控え目な色のこんな珍しい菖蒲も。
花の種類の多さに驚き。ほんの一部を紹介すると・・・。











名前は忘れましたが、色とりどりの花。
一人で毎日丹精込めて育て上げた花。

本当に見事なKcoガーデンです。
染付オランダ文七寸皿
2010-06-10
昨日、待望のお皿が届けられました。
昨年末、藤澤重夫さんのアトリエへ訪ねた折、目にとまったお皿を注文し、半年待ってようやく仕上がり、お届けいただきました。

形がポテッとし、染付もとてもよく、待った甲斐のある染付オランダ文七寸皿です。

しばらく、陶芸家藤澤重夫さんの話を伺いましたが、陶芸の世界の深さを少し勉強させていただきました。
おきに入りのお皿で、作家という世界を感じながら、食事すること、楽しみです。
愉しいペンキ塗り。
2010-06-11
先日、ガーデンチェアにペンキ塗りを。
思い切って、ブルーに。

庭のグリーンに、対比する色でとてもいい感じ!
ついでに、アルミ梯子やレンガにも。

新しいチェアを買ったみたいに、なんだか嬉しい気分!
桑の実
2010-06-12
アトリエのパソコンデスクの前には、大きな桑の木があります。以前にも紹介したように、この桑の木は、鳥のフンに桑の種が混じって、自生し育ち大きくなった木です。

今年も、桑の実が、たわわになり始めました。

実の熟すころになると、鳥たちはうまい具合に集まり、桑の実をついばんできます。

おかげで、アトリエに来るムクドリは鳩のように丸々太っています。
たまには、ジュースにしてみると美味しいかも?
姪の結婚式
2010-06-14
週末、姪の結婚式へ。
本人たちの希望もあって、文金高島田の姿で、迎え女郎に迎えられ、自宅から嫁ぎ先の家へ。
嫁ぎ先の家では、仏壇に挨拶し、それぞれの家の水を合わせる水合わせの儀式。

式は白無垢姿で神前式、。
三三九度を行い、目出度く式をあげました。
古式にのっとった儀式。何とも良いものです。

そのあと見事な赤い打掛姿で披露宴。

ケーキカットでは、出席者たちが思い思いの記念撮影。

お色直しで、純白のドレス姿に。
みんなに祝福されたとてもよい結婚式でした。
二人の門出を祝って・・・。
朝焼け雲。
2010-06-15
北陸地方も先日梅雨入りに。
しかし、今朝は晴れ渡る空。

大気が不安定なのか、空にはいろんな雲が。
それらの雲が、まだ昇らない朝日に赤く染まっていました。

撮影は、朝4時半過ぎ。
目覚めが良すぎる、今日この頃です。
アクセス数10万を超えました。
皆様有り難うございます。
恥ずかしながら、今になって、写真の画像が大きくできることがわかりました。
これからは、大きな画像でブログします。
カテゴリ :木場潟の移ろい
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梅雨の露
2010-06-16
木場潟湖畔のライスフィールド(水田)は青々としてきました。
朝からの霧雨で、早朝の散歩は中止。

垣根に張ったクモの巣が霧雨をうけ、露のしずく。
以前にも、宝石のような球滴(たましずく)もありました。

雨はうっとうしいものですが、こんな小さな発見もありますし、農家の人たちには大切な恵みの雨であります。
どくだみ
2010-06-17
どくだみの季節のなりました。
毎年、どくだみのブログを書いていますが、どくだみの花はシンプルで清楚な花で好きな花の一つです。

白い花びらのようなものは総苞というものらしく、とてもきれいな純白色です。

アトリエ入口のラベンダーの植込み鉢の足元に。

今年は、ブリキのポットに活けこんでみました。
朝焼け雲の後。
2010-06-18
ブログを、1回1テーマで書いているため、1日の早朝散歩で撮った写真に良いものがあっても、紹介しない写真も多くあります。
先日の朝焼け雲の後の、日の出の写真。
日の出位置は、ずいぶん北東寄りになりました。

1周したころには、日も随分高く上がり、澄み切った湖面に。
南園地から見渡すカヌーコースレーン。
正面には、馬の鞍の形をした鞍掛山。送電線の鉄塔もリズムよく。

アトリエに戻って、久々にはっきりとした姿を見せた白山。
雪解けがかなり進んだようですが、室堂付近は、まだ残雪が多いようです。
木場潟を1周すれば、約1時間少し。
時間の経過とともに、いろんな表情の風景が見ることができます。
木場潟は、本当に良いところです。
霧中に夢中。
2010-06-19
とうとう、梅雨空の日が続くようになりました。
木場潟湖畔は、朝から霧が立ち込め、神秘的な風景を作り出していました。

こんな日は、絶好のチャンスと、霧の中、夢中にシャッターを切りました。

葦の葉には、霧雨の水滴が。

もっと素敵な水滴が。
お後がよろしいようで。
篠笛茶会
2010-06-21
昨日、梅雨の合間をぬって、お茶会に。
茶席は、水墨画家、川本祥石さんの祥章庵にて。

祥章庵は、古い民家で、いわゆる田の字型の平面をした建物。雰囲気のある空間です。

茶席は、きちんと作法通りに行われながらも、笑い声もこぼれ、和気あいあいとして進められました。

棗は、客として席入りされた、漆芸家、八木繁さんの作品。

菓子鉢は、人間国宝、故三代徳田八十吉の初期の作品で、彩釉磁器以前の九谷の色づかいのとても珍しいもの。
いろんな茶碗や器を愛で、しばし目の保養をさせていただきました。

茶席の後は、多才な八木繁さんの篠笛の演奏。
茶会の印象をイメージした即興曲など、古民家に流れる篠笛の調べに、感動。
古民家の空間、お手前の美味しい茶、見事な器で目の保養、篠笛演奏で感動。
三拍子も四拍子も揃った茶会。
とてもいい時間でした。
菖蒲
2010-06-24
今年の木場潟菖蒲園は、スカッと満開にならなく、全体がチラホラ咲きで過ぎて行ったようです。
見事に咲き乱れる風景ではないのですが。

でも、一つ一つの花は、華麗です。

開ききった花より、開き始めの花姿。

本当に不思議な造形です。
青田
2010-06-25
梅雨の合間の青空の木場潟湖畔。
周辺の田んぼは見事な色に。

澄み渡る空気とさわやかな風が、もう初夏を思わせます。

アトリエは、田んぼのみどりと、木々のみどりで気持ち良い一日。

朝露が、朝日に照らされきらきらしていました。
夕焼け雲
2010-06-26
一昨日の青田の風景のあと、夕暮れ時の風景があまりにもきれいだったので、しばし撮影。
白い月が、夕日に照らされ赤く染まった白山連峰の上に、昇っていました。

次第に、先日の朝焼け雲のように、赤く染まった雲が、とてもきれいに。

こんな日は、一日中カメラを持って歩きたいものです。
紫陽花
2010-06-27
6月は、花菖蒲もきれいですが、梅雨はやはり紫陽花です。
色も、いろんないろがあって。

グラデーションのもあって。

目を楽しませてくれます。

うっとうしい梅雨の季節、周りを見渡せば、きれいないろんなものがあります。
キノコ
2010-06-29
先日から、むし暑く、ジメジメした天気が続きます。
アトリエには、いつの間にやら、いろんな種類の大きなキノコがいっぱい。

どうも、どれも食べられそうなキノコではなさそうです。

というより、毒のあるキノコのように見えます。

これも、梅雨に見られるものの一つかな。
ナツツバキ
2010-06-30
アトリエのナツツバキの木にも花が付き始めてきました。
花びらは、可憐でレースのようです。

蜜が美味しいのか、クマンバチが花から花へ飛び回っています。

つぼみから、あっという間に開花し、すぐに落花する短い花です。

いつの間にやら、足元には、ボタボタと花が落ちていました。
明日からは7月。
6月はブログを26回も書きました。6月は季節がよいので、ブログが続いたのかも。