お正月の縁起物。
2010-01-04
新年おめでとうございます。今年も、「木場潟湖畔のアトリエから」のブログ、よろしくお願いいたします。

日本の風習でのお正月には、いろんなものがあります。
そのひとつ、玄関に飾られる「注連飾り」。
一年の始まりにあたって歳神(としがみ)を家に迎え入れ一年の幸運と健康を祈り、その目印として玄関に飾る縁起物。
アトリエの玄関にも。

もうひとつ、「鏡餅」。
もともとは、神棚に供えた丸餅に歳神の霊力が宿り、それを家人がいただくことで、新しい生命力や福を身体に取り入れることができるという考えによる習慣のようです。
それを、三方に乗せ、昆布や干し柿などを飾り、縁起よくしたものが鏡餅飾りとしてありますが、
我が家では、お餅が小さいので、小さなミカンを乗せただけのシンプルな鏡餅飾りとなっています。

ガラス作家秋友さんからいただいた、今年の干支の寅の置物。
お正月と誕生年の話の時に、いつも出てくる不思議な暦の干支の風習。
本当に、日本人は、縁起ものが好きなようです。

最後に、お正月に欠かせないものは、おせち料理。
Y婦の実家で過ごした正月の今年のメインおせち料理は、東京丸ノ内ホテルのグランシェフの義弟からの差し入れのフレンチ二段重。
石川の香箱カニと、吉田蔵純米大吟醸で、今年もメタボまっしぐら。
今年もよろしくお願いいたします。
故郷の記憶。
2010-01-05
毎年、お正月はY婦の実家でお正月を過ごします。
実は、Y婦の実家は、昨年八ツ場ダムで、大騒ぎした群馬県長野原町にあります。

その象徴となっている2号橋へ。

ここ数年、ダム関連の移設工事や橋梁工事が進み、どんどん風景や街並み、学校が破壊され、長野原の記憶が壊れていくことにY婦は訪れるごとに涙しています。
反面、ダム建設のため、木造の庁舎は、不自由に使いながらも今もそのままに使われてきました。

ダムのため、新しい開発の我慢をこれまでしてきて、ここ数年一気に破壊と開発がおこなわれ、そして突然のストップ。
前に進めず、50余年の歳月が過ぎ、進みだしたら突然のストップ。
なんとか、着地点を見出し、記憶が悲しい記憶にならず、美しい記憶になってほしいものです。
小動物
2010-01-07
アトリエの窓から見る庭には、いろんな鳥がきます。今年も、オナガがやってきました。

薄青い羽根をして、とてもきれいです。

木株の陰から、イタチが顔をのぞかせました。
雪で食べ物が少なくなって来たのか、初めて見るイタチです。
このような鳥や小動物を見かけると、仕事の緊張感が一瞬途切れ、心を和ませてくれます。
そばちょこと、アンティークカメラ
2010-01-08
昨年末、アトリエリビングの置物の模様替えをしました。
以前に、古箪笥の上にそばちょこを飾っていたこともありましたが、セレクトし直して復活。

幕末、明治初期のそばちょこから、現代作家のものまで、混ぜて並べました。
左端のそばちょこは、藤沢重夫さんの作品。
昨年末に手に入れた現代ものでありながら、品格と風格を感じさせてくれ、お気に入りです。

別のコーナーには、アンティークカメラも復活。
年代ものには、なぜかオーラを感じます。
時代を生き延びてきたことの風格というか。
このようなものを愛でながらの生活もいいものです。
積雪の風景。
2010-01-14
昨日は、久しぶりの積雪。
夜、玄関先に出てみると、前庭の灯篭には、白い帽子が。

照らし出される白い雪の風景はきれいなものです。

玄関の軒下にある、甕(かめ)にも、雪化粧。
久しぶりの積雪の風景です。
銀世界
2010-01-15
昨日は銀世界。
アトリエ周辺の田んぼは、真っ白に。
山々の姿も、雪化粧。

さすが、木場潟を散歩する人もいなく、前人未到の散歩コース。

雪の表情は楽しいものです。

田んぼの雪もアートな表情に。

昨日は、写真撮影と雪かき以外は一歩も外に出ることなく、かごの鳥状態でした。
雪の上の影絵
2010-01-16
今日は昼前に青空がのぞかせ、雪の上には、木々の影が面白く映っていました。(自動補正をしましたので、色が変ですが、影絵を見てください。)






もしや、これはデジタル掛け軸に近いものかも。
白山。
2010-01-27
昨日は、青空のもと、白山連峰が堂々と姿をあらわしていました。
白山を愛する人は多く、人それぞれに白山の姿、形のお気に入りがあるようですが、木場潟を背景にする白山は、一番姿がいいと思います。

昨日は、写真愛好者も多く訪れ、思い思いに白山をカメラに納めていました。

日がやや傾きかけてきたころの白山には、陰影が付き、山の表情がよくわかります。
頂上の右奥にあるとんがった山が、御前峰(ごぜんがみね)2702m。
右のやや丸みを帯びた山が、大汝峰(おおなんじほう)2684m。

昨夏、白山登山をし、改めて白山を眺めると、一つ一つの山の形が手に取るようにわかります。
今年は、仲間に迷惑のかからぬよう、体力をつけ、もう一度登山を!

日が沈み、少し赤味を帯び灰色になった白山の姿も、寂しく見え、いいものです。