内本浄遺作展
2009-06-03
昨日から開催された「内本浄遺作展」へ行ってきました。
内本浄画伯は、私の住むアトリエのすぐ近くで育ち、父親も画家で、毎日見る白山をひたすら描き続けた画家でした。その数3000点といわれています。

展示されているものは、やはり白山の絵が多く、どれもが純粋な気持ちにさせてくれる素晴らしい絵ばかりです。

作品制作の年月を見ると、数年にわたる期間が記されています。
生前、内本画伯にそのことを尋ねたとき、描きかけの白山の絵は数多くあり、目の前の白山は季節、時間、天候によって風景がいつも変化し、それらを少しづつ手を加えているから、長い制作日数になっているのだと答えてくださいました。

絶筆となった、冬の白山も展示されています。

父親、寛一の絵も展示されていますが、浄は、寛一から「腕が立つ50歳になるまで絵を売るな」の言葉を守り、「売れる絵」にとらわれず、自分のペースで描き続けたと言われています。
いろんな表情を見せる白山に魅せられ、描き続けた内本浄の遺作展、とても感動しました。
「内本浄(キヨシ)遺作展」
石川県立美術館 広阪別館 金沢市出羽町1-1
2009年6月2日(火)~6月8日(月) AM9時~PM5時 入館無料
2009山法師
2009-06-04
アトリエの山法師は、今年もいっぱい花をつけています。伸びた枝が、屋根樋にかかるので、枝をバッサリ切って玄関先に投げいれの生け花。

山法師は、木のてっぺんに帽子のように白い花をつけるのでヤマボウシと呼ばれているらしいです。

そのため、花を間近に見ることが少なく、このように生けると、よく観察できます。

住宅での植栽に山法師を使うことがありますが、その時は、2階の窓から見られる場所に植えると、このように花を楽しむことができます。

花は、ご覧のように十字型をしていてとても美しい形の花です。
山法師に始まり、夏ツバキ、アジサイと初夏の花が咲き始めてきます。
目を楽しませてくれる、季節の訪れです。
朝もやに、こだますカッコウの声。
2009-06-06
木場潟湖畔の風景は、白山の背景があって美しいものですが、時々、全体に靄(もや)がかかり、湖畔の樹木だけが浮かび上がる風景もいいものです。

周辺の田んぼも青くなってきました。

風もなく、水面に湖畔の風景が映し出される静かな朝です。

遠くでカッコウが鳴き、静かな湖畔に「カッコー、カッコー」と声がこだます、湖畔の風景です。
紫陽花の開花。
2009-06-09
木場潟湖畔の菖蒲園の花菖蒲も、ちらほら咲き始めてきました。
菖蒲園の縁にはアジサイが植えられ、きれいな青色の花をつけています。

紫陽花が青い花をつけると、土壌は酸性だと言われますが、この花のところは、強い酸性だと思います。

同じ株の紫陽花からは、ご覧のようにクリーム色の紫陽花が、青色に侵されています。

紫陽花が咲くと、梅雨を感じます。
アトリエの紫陽花はまだですが、もうそろそろの開花です。
そろそろ、梅雨が近づいてきているのかな。
桑の実
2009-06-10
今年も桑の実の季節となりました。
アトリエの桑の木は、以前にも紹介したように、鳥のフンに桑の種が混じり、それが自生した木です。

20数年経ち、大木になり実もたわわに付けますが、
熟したころ鳥が群がり、食べごろの実がほとんどありません。

代わりに、知り合いから頂いた「マルベリージャム」をパンにつけて食べていますが、
やはり木に付いている実を摘んでそのまま食べるのが、一番美味しいです。

もうひとつ、この季節の果実といえば、枇杷です。
枇杷は、特別に甘い果実ではありませんが、今頃の季節になると食べたくなる果物です。
食べると、なぜか、子供の頃の初夏を思い出します。
これから、春に咲いた花が実を結び、おいしい果物の季節となります。
季節感のない果物が多くなりましたが、枇杷のように季節を感じる果物を食べると、いろんなものがよみがえり、いいものです。
おまけに

食べ物ついでに、昨日Y婦が買ってきた白いタイ焼き。

なにやら、米粉で作られたタイ焼きらしいですが、もっちリしていてとても美味しかったです。
グランシェフ
2009-06-11
伊勢丹新宿店の地下食品売り場、いわゆるデパ地下にキッチンステージというレストランがあります。このレストランは、売場のフレッシュな食材を有名店のシェフが期間限定で料理したり講習したりするレストランで、このほど、そこで行われた料理のレシピ本が発売されました。

紹介されているシェフには、「オテルドミクニ」の三國清三シェフをはじめ、全国の名だたるレストランシェフが名前を連ねています。

その一人として、義弟である、丸ノ内ホテルのグランシェフ・YJ君も紹介されました。

丸の内ホテルは、東京駅丸の内北口にある老舗ホテルで、フレンチレストラン「ポム・ダダン」が入っており、上京の折にはいつも足を運ぶ、とても美味しくサービスの良いレストランです。

義弟が、一流ホテルでグランシェフをし、名だたるシェフに並んでレシピ本が出版されたことは、本当に誇りです。
このレシピ本、美味しそうな一皿がたくさん載っています。
ホームディナーの一皿の参考として、いかがですか。
鳥の水浴び。
2009-06-12
夕方、玄関先が騒がしいので、出て見ると鳥が数羽、前の坪庭で遊びまわっていました。
よく見ると、水の溜まった手水鉢での水浴び。

飛び込みヨ~イ。

飛び込み、バシャバシャバシャ!

上がって、ブルブルブルッ!

最後に、尻尾をブルッ!
桑の実をたらふく食べ、おなかいっぱいになったところで、水浴び。
結構なこっちゃ。
麦秋の広告。
2009-06-14
今日の地元新聞紙「北国新聞」にJAグループ石川の広告が掲載されていました。よく見ると、私のブログで紹介した、牧歌風景や、麦秋の撮影ポイントからの写真が使われていました。

木場潟から望む白山連峰の写真は広告やチラシにこれまでにも数多くありましたが、麦畑のとっておきのポイントが使われたのは初めてだと思います。
こんな風に、木場潟湖畔の風景がいろんな形で紹介されると嬉しいものです。
ホタルブクロ
2009-06-19
今年もアトリエの片隅にホタルブクロが花をつけました。
この花に、蛍を入れて遊んだことから、ホタルブクロと名付けられたらしいのですが、照明器具でこのような形をした器具が見られますが、どこか通じるものがあるのでしょうか。

花は全体に薄く透き通ったように見え、中にホタルの光が点滅するとおそらく幻想的なものになるでしょう。

そろそろ咲き始めたガクアジサイと花瓶に入れ、部屋に飾りました。
初夏の感じがし、季節の移り変わりの早さを感じます。
FAVOの掲載。
2009-06-21
南加賀地方で発行されている、フリーペーパーマガジン「FAVO]に、ブログで使った写真が掲載されました。
FAVOの紙面特集で「Superb view point in South Kaga-心を鎮めてくれる、南加賀のビューポイント-」の中での掲載です。

地元のカメラ好きが、南加賀の絶景ポイントを紹介するもので、木場潟湖畔の風景や前川の風景をそのひとつとして紹介しました。

写真を撮っていると、何でもないものが美しく見えるときがあります。
逆を返せば、美しいものであるのに何でもないものにしか見えていないということです。
この特集で、南加賀の絶景、秘境が多く紹介されました。
もしかすれば、日常の中にももっと絶景があるのかもしれません。
巻雲
2009-06-22
昨日、空の気圧が不安定であったのか、珍しい雲が次々空に姿を現していました。
刷毛でサッと描いたような薄くて白い雲は巻雲(けんうん)と呼ばれるもので、秋によく見られる雲のような気がします。

とっくに梅雨入りしているのに、今年は雨が少なく、昨日は夏を思わすような暑い天気でした。

雲と言い、暑さと言い、今年も空が変です。
それはそれとして、珍しい雲を見ると、ついついカメラを持って出かけ、シャッターをきります。
自然の風景は、再び同じものになることがないから、魅力的を感じると思います。
住宅の工事状況。
2009-06-23
今年春先から進めていました、住宅の増築がほぼ完成しました。
順調に工事が進み、仕上がりもきれいに施工していただきました。
来月、入居予定です。灯りがともるのが楽しみです。

一方で、先週は二つの建物で上棟と地鎮祭が行われ、新たなステップが始まりました。

順調に工事が進むことを願い、完成に向け、毎日工事現場へ足を運ぶ予定です。

和風の新築住宅も順調に。

高岡市の住宅リフォームも、変形のテーブルを原寸大の模型を作り、寸法の最終確認を。
皆様のおかげで、着々住宅建設が進んでいます。
一つ一つ着実に完成し、家族の笑い声が聞こえる住宅になるよう、頑張りたいと思っています。
建築家カタログのイベント
2009-06-24
所属する建築家catalogueの年間イベントスケジュールが決まり、6/27(土)14時から、今年度最初のメンバーによるトークショーが開催されることになりました。

会場は、昨年開催された「主計町フォーラム」と同じ場所の「主計町のいえ」です。
テーマは「暮らしの再生」で、家のリフォームをいろんな視点からトークする、興味あるテーマのトークショーです。
同時開催で、「暮らし再生パネル展」もあります。

そして、次回の予定も決まり、「住宅見学ツアー」があります。
見学コースは未定ですが、参加費無料(参加多数の場合抽選)となっています。
いろんな建築家の生の声を聞き、実際の建物を見学できる機会はあまりありません。
興味がございましたら、お誘い合わせのうえぜひご参加を。
夏至の頃の夜明け前
2009-06-26
先日、夏至が過ぎましたが、夏至は日の出の時間が最も早いのと、最も東寄りから日が昇る日です。
木場潟湖畔から望む日の出も、ずいぶん東寄りになり、私のカメラレンズでは白山と日の出が入りきらないほど離れてしまいました。

日の出時刻も、午前4時45分頃で、冬至のころに比べ、2時間30分ばかり早くなりました。

年間を通じ、朝の神秘的な風景はやはり、冬の夜明けが一番です。
初冬の夜明け前。
10月の夜明け前。
ちなみに、先日のFAVOの写真は冬至の頃の風景です。
でも今頃の晴れた日の早朝は空気が気持よく、早起きして得した気持になります。
一時日本でもサマータイムの実施を試みたことがありましたが、定着しなかったようです。
今日、エコが叫ばれていますが、早寝早起き、サマータイムがとても有効なものになるのでは・・・。
紫陽花
2009-06-28
アトリエの紫陽花が、いい具合に花をつけ始めてきました。
アトリエには玉紫陽花と額紫陽花があります。

花は、微妙な色の変化があり、目を楽しませてくれます。

小さな花にも虫が止まり、蜜を吸っているようです。

雨がしとしと降って、紫陽花の花が咲く風景が梅雨の風景ですが、今年は、もう猛暑の夏が来たような日々が続いています。
日本の四季の変化も昔に比べ、変わってきているような気がします。
これも、温暖化なのでしょう。