木場潟湖畔、田園の四季。
2009-01-04
木場潟湖畔を散歩する時、いつも定点ポイントで撮影するところがあります。それは湖畔の田園風景で、今回のブログは、その四季の移り変わりを紹介します。

昨年2月の雪景色の風景。
空は鉛色で、山は黒と白の表情のない風景です。

春、5月。
田植えが終わり、息吹きの季節を感じさせてくれます。

目にも眩しい青々とした田圃。
初夏、7月の風景です。

実りの秋。
木場潟湖畔は、稲の収穫が早く、8月の終わりに、田園は黄金色に染まります

稲が刈り取られ、また長い冬の景色になりました。
9月の風景です。
日本は、四季の変化があり、伴い田園風景も移り変わります。
こんな風景が毎年繰り返され、目を楽しませてくれています。

ちなみに、北陸新幹線が通るとこんな風景になるのかな?
木場潟と北陸新幹線。
2009-01-06
グーグルアースという面白いソフトがあります。無料でダウンロードができる、地球を高度から撮影した画像を見るもので、全地球のいわば航空写真です。
以前に、アフリカのガボンからのJICAの研修生を受け入れたとき、このグーグルアースで、研修生の実家を探し当てることができたという、便利で楽しいソフトです。

木場潟も、ありました。
ちょっと細工して、北陸新幹線ルートを描いてみました。
リアルなイメージで説得力があるように思います。

もうひとつ、木場潟から流れ出る前川に架かる五郎座橋からの写真にもコラージュして北陸新幹線のイメージを入れてみました。
歩道を進む目の前にこのような新幹線が通るのかな?
それとも高架橋をやめて、地面の下に通して、地下鉄ならぬ地下新幹線になるのかな?
追記
グーグルアースの画像は、ブログに使用しても良いと書かれていましたので、今回使用させていただきました。
夜明け前。
2009-01-08
新年になって、初めての快晴の夜明け前。
まだ暗いうちに、といっても朝6時過ぎに、急いで木場潟湖畔へ。
やはり、夜明け前の白山のシルエットは幻想的です。
山の向こうは、もう夜が明けているのだろうなと想像しながら、パチリと。

今朝は、湖面の波も比較的穏やかで、ベンチの景色を映し出していました。
今日も、一日白山が奇麗に姿を見せてくれるのだうな。
月光に照らされた白山。
2009-01-09
昨晩、月光に照らされた白山が、夜の暗闇にうっすらと浮かび上がっていました。
月の明るい冬の夜に、白山は肉眼でもはっきり見えます。

月光に照らされた屋久島を撮る、写真家石川賢治さんの月光写真は有名ですが、
太陽光の465000分の1の明るさで、このような風景を撮ることも楽しいものです。
山の名前Ⅲ。
2009-01-10
一昨日、白山連峰が、くっきりと裾野を広げて姿を見せていました。今日は、白山連邦の山々について紹介します。

木場潟から望む白山連峰の真ん中に堂々とかまえ、富士山、立山とともに日本三名山として崇められている、霊峰白山です。

そして、左に広がる連邦の山々も、美しい表情を見せてくれています。

白山の左手のとんがった山が「笈ケ岳」です。
呼び名は「おいずるがだけ」といい、少しばかりずるそうな名前ですが、深田久弥が、日本百名山にどうしても入れたかった山で、格式のある山です。

その横のなだらかな山が「大笠山」です。

そして、中央のごつごつした山は、「奈良岳」です。
奈良岳は、金沢市で一番高い山ですが、金沢市からはよく見えませんが、小松からはよく見える山です。

そして白山右側の目立つ山は、別山です。

別山は、白山の太刀持ちのように控え目に位置する美しい山です。
このように、連なる山をただ見ているだけでなく、それぞれの山の名前を調べながら見るのも楽しいものです。
なお、これらの山の名前を調べるにあたり、「木場潟ウォーキングクラブ」世話人さんの資料を参考にさせていただきました。
山の名前
山の名前Ⅱ
3冊の本。
2009-01-14
年末から年始にかけ読んだ3冊の本の感想。
1冊目は、「火と水と木の詩-吉村順三」-私はなぜ建築家になったか-。
この本は、1978年の講演会をまとめて出版されたもので、吉村順三先生が建築家になられたきっかけから、修業時代、建築家の役割のことなど、先生の生き方、建築の考え方がよく伝わる内容のある本です。
文中に「本当にいい仕事ができるのは二十年くらい経験を過ぎたとき」と書いてありますが、20年以上の経験があってもまだまだと思う反面、何だかわかるような気がします。
吉村順三、70歳の時の講演録。

もう一冊、「ある日の村野藤吾」-建築家の日記と知人への手紙-
この本は、74歳から93歳までの間に書き綴った手紙、日記の一部を孫の村野敦子さんが編集された本です。
1冊読み通すと、村野先生の教養と品性が改めて感じることができる1冊です。
難しい建築論ではなく、人間としての品格が大切だと教えられるものです。

最後の一冊は、私事の本ですが、叔母が80歳を前にして、自費出版した短歌歌集「なりにけるかも」です。
短歌はあまり分からないものと思っていましたが、一つ一つ読んでいると、情景が浮かび上がり、日本の文学の素晴らしさを感じることができました。
ブログ「木場潟湖畔のアトリエから」を続けていますが、短歌ではなく、写真で情景をまとめているようにも思いました。
この3冊の本、どれもが歳を重ねた経験をまとめられたものです。
「アラいそ」(アラウンド五十路)は、まだまだ若造だと、実感した年末年始でした。
12年前の木場潟の風景。
2009-01-20
いつも使っているカメラが、フィルターにゴミがついて入院中。今日は、少し違った画像で。

昨年末、整理していたら、12年前に撮影した白山のリバーサルフィルムが出てきました。
そのリバーサルフィルムをスキャンしたので、画像は粗くなりましたが、ご勘弁を。

当たり前のことですが、12年前のこの風景は、現在と同じです。

でも、木場潟の歩道は、まだ舗装されておらず、散歩する人も現在より少なく、静かな木場潟湖畔でした。
この写真は、春の木場潟。

白山上にある小さな点は、金星です。
夜明け前の神秘的な空は今と同じです。
この木場潟湖畔から白山を望む風景は、何千年と続いている風景。
やはり、自然の大きさはすごいものだと実感します。
雪模様
2009-01-25
今年は、雪が少なく雪景色を見ることがあまりありません。
ようやく、少しばかりの雪が積もりましたが、銀世界になるにはちょっと少ないようです。

植込みのサツキが綿帽子のような白い花をつけたようです。

これも地球温暖化の影響なんだろうな。
初釜。
2009-01-26
昨日、恒例のM社中の初釜に行ってきました。
これまでにも何度かお茶会を楽しませていただいた、加賀市動橋(いぶりばし)にある丸八製茶場さんのお茶室で、今年も開かれました。

濃い茶席は、中板3畳の聴松庵で行われ、狭い茶室空間でありましたが、茶室としてはとてもいい空間で、またお道具も素晴らしく、一つ一つの銘の解説に聞きごたえある席でした。

薄茶席は、四畳半の双嶽軒で行われ、普段ならば四畳半の広さならば狭いと感じるのですが、聴松庵の後の席であったため広い空間のように感じました。
もちろん、お茶は「一笑」、お詰め元は丸八製茶場で、おいしくいただけました。

この双嶽軒の由来は、丸窓を開けると蔵の形をした鞍掛山が見えるということからだそうです。
お茶会に出席すると、日常とは違った時間と空間の体験が出来とてもいいものです。
日本の茶の湯文化の素晴らしさを今年も楽しむことができました。
凍てついた木場潟湖畔
2009-01-28
今朝の木場潟湖畔は、放射冷却現象でとても冷え込みとても寒い朝でした。
湖畔の水面が一部凍っていました。
とても珍しいです。

氷紋も流れるように残り、自然のアートを見せています。

湖畔遊歩道脇の芝生は、霜で真っ白に。

久々に晴れた木場潟湖畔の朝でした。
逆さ白山。
2009-01-29
昨日は、一日中晴れで、風もなく穏やかな日でした。
木場潟の湖面は波が止み、時折鏡のように風景を映し出していました。

写真上部の白い部分は白山です。

でも、なかなかスカッとした逆さ白山が現れるのはないものです。
白く浮かび上がる白山。
2009-01-30
昨日の夕暮れ、白山が曇り空を背景に名の通り白く浮かび上がっていました。
晴れた日のくっきり見える白山もいいものですが、灰色の空を背景に白の白山とモノトーンの白山も好きです。
ちなみに、写真は上下、左右反転した画像です。