田植え。
2008-05-01
五月に入りました。暦では、5月1日は「八十八夜」。
茶摘みや種まきの好日とされています。

木場潟湖畔の水田でも、五月の連休に合わせ、あちこちで田植えが行われています。
昔の田植えの光景は、おにぎりやお茶を持って、一家総出で行われていましたが、
最近では、コンバインであっという間に田植えを終えてゆきます。

今年の五月の連休は、天気もよく、さわやかな風が吹いて、田植えも気持ちよさそうです。

これからは、少しづつ田んぼが変化し、青田、黄金色の田んぼとなってでしょう。
やはり、日本の風景は田んぼが似合うと思います。
キリシマツツジ。
2008-05-02
アトリエの庭には、今はとりどりの花が咲き、目を楽しませてくれています。
そのひとつに、キリシマツツジの花もそうです。

アトリエにあるキリシマツツジの一つに、変わった花をつける株があります。

一つの株に、白色とピンクの花が咲いています。

そして、その中に、白色とピンクの混じった色をつける花もあります。

さらには、白色にピンクの斑点がついたものもあります。
これらの花は、どれもがきれいで、ひと株で4度美味しい、お得なキリシマツツジです。
前川の風景。
2008-05-04
木場潟湖畔の風景を紹介していますが、お気に入りの風景の一つに、木場潟から前川に流れ出るあたりの風景があります。

ヤナギの木が水面に覆いかぶさり、切妻屋根の赤錆びた建物と組み合わされて、郷愁を感じさせてくれる風景です。

遠くには、白山連邦が見え、とてもいい景色のところです。

カヌーのオリンピックアジア予選競技大会が近々木場潟で行われるので、外国の選手たちも、この郷愁ある水辺を気持ちよく漕いでゆきます。

知り合いのお嬢さんもこの風景が好きで、水彩画を描かれ、その絵をアトリエのリビングに飾ってあります。
実は、近々この赤錆びた建物が壊される予定らしいです。
先日、前川の景観条例が取り交わされたらしいですが、
公聴会のとき、新しく建てる時ばかりの条例だけでなく、
今ある建物の取り壊しのことも審議する必要があると発言しましたが、
現実、このように取り壊されることになると、もう少し強く言っておけばよかったと思います。
見方を変え、今後この風景が新しくなったとき、誰もがいい風景だと感じられるようになればと思います。
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追記。
建物の所有者の方に確認しましたところ、赤錆びた建物は解体しないで、続き棟の工場を解体することでした。
よかった。
確認せずに、ブログに記事にしたことをお詫び申しあげます。(5月9日)
カヌー大会の準備。
2008-05-05
連休が終わった今週の後半の5月9日から、木場潟ではカヌーの北京オリンピックアジア予選大会が開催されます。
その準備が着々進められています。

会場には、参加の国旗が掲揚され、雰囲気を盛り上げています。

ジャパンテントでホストファミリーをした留学生の国旗もあったり、初めて見る国旗もあったりで、国際色が感じられます。

選手たちも、ぞくぞく会場に訪れはじめてきています。
若い選手の健闘が楽しみです。
開催中は、晴れれば良いのにな。
ツツジの散歩道。
2008-05-06
木場潟湖畔は、今はツツジが花盛りです。
白色や赤色、ピンク色の花と、株寄せ植えされ、散歩の時に目を楽しませてくれています。

早朝にいつもお会いする、犬の散歩仲間の方も、ツツジの花の咲く散歩道を、ゆっくり鑑賞しながら通り過ごしています。

朝露に、水玉が付き、一層色が鮮やか見見えます。
早朝、彩りある花の咲く散歩道を歩くと、空気も色も気持ちよく感じます。
藤棚。
2008-05-07
木場潟湖畔は、5月に入り、藤の花が咲きはじめ、風が薫る、気持ちのいい天候が続いています。
木場潟湖畔には、7~8か所ほど藤棚が作られています。

藤棚の下に入ると、なんとも言えないいい香りがして、初夏の匂いを感じさせてくれます。

でも、木場潟湖畔の藤棚の花房は、あまり大きくならず、藤棚としては、少しばかりさみしいものです。

中央園地にも作られていますが、こちらの藤棚の花房も小さく、まったく藤棚らしくありません。
古来から日本人は藤の花に魅せられ、和歌や蒔絵に表現してきました。
そんな、思いを感じさせてくれる見事な藤棚の下で、たそがれてみたいものです。
野草。
2008-05-10
木場潟湖畔やアトリエの木々は新緑が目に眩しいくらいになりました。足もとの野草も、花をつけ、散歩も楽しみが増えてきました。

今、あちこちで目にするのが、ハルジオンです。
雑草が生えているところに、背の高くなったハルジオンが風にゆられています。。

図鑑で調べてもよくわかりませんでしたが、小さく青い花をつけた野草が、地面を覆うように生えていました。

これも、名前が不明。
最近アトリエの裏庭に、咲きはじめてきた釣り鐘状の青紫の花です。
野草の種類は多くあり、本当に難しいものです。

これは、誰もが知っている白詰草です。別名クローバーです。
子供のころ、公園でこの白詰草を摘んで、花飾りをしたものですが、
最近、子供がそのようなことをしている光景が、あまり見受けられません。
つくしを摘んだり、白詰草を摘んだりして、季節を感じながら自然と触れ合うことが、とても楽しいことなのに・・・。
杜若(かきつばた)
2008-05-11
木場潟湖畔の南園地に菖蒲園がありますが、菖蒲に先立ち、杜若(かきつばた)が咲きはじめてきました。
アヤメ、菖蒲、杜若と花は似ていますが、どれもが、別のものです。

これらの花が開くとき、本当に不思議な形をします。

傘がきれいに折りたたまれたようにつぼみをつけ、
それが徐々に開いてゆく、人工ではできない、植物の驚く手品のようです。

もっと多くの花をつけ、そして、菖蒲も咲きはじめて、この菖蒲園ににぎわいが来るのももう少しだと思います。
カヌー大会。
2008-05-12
先週の金曜日から昨日の日曜日まで、カヌー北京オリンピックアジア最終予選が、木場潟にて開催されました。アジアの一流アスリートたちがこの木場潟に集まり、熱戦を繰り広げました。

あいにく、大会3日間とも、肌寒く、風もあり、コンデションはいいとも言えない、
選手たちにとりお気の毒な大会でした。

3日間とも観戦に行こうと思っていましたが、打ち合わせやら、何やらで、
最終日の残り2つの競技観戦だけになりました。

期待の小松の星で、木場潟で育った松下桃太郎選手は、本当に惜しいところで負けてしまい、今回の北京オリンピック出場は、なりませんでした。

1位のカザフスタンの選手チームとは、0.176秒という僅差で、本当に残念です。

競技終了時には、日没となり、何とか終了したようです。
こんなにすごい大会なのに、小松市民の多くは、この大会を知らず、町全体の盛り上がりにも欠けた大会でした。
世界の顔となるこの大会、もっと小松市あげて盛り上げる必要があったような気がします。
藤棚PARTⅡ。
2008-05-13
先日、藤棚のブログをしましたが、今日はPARTⅡ。木場潟湖畔の中央園地から南園地までの間に、藤棚があります。

この藤棚は、木場潟湖畔の多くの藤棚と異なり、藤の花が、たくさん垂れ下がっています。

そして、その中に、白い花をつけた藤があります。

藤色の藤の花もきれいですが、この白藤を見ると、とても清楚な感じがします。
あまり見かけないこの白藤、木場潟散歩の折には、ぜひ足を止めて見てみてはいかがでしょうか。
アトリエに来る鳥たち。
2008-05-14
アトリエの私が座っているデスク前のガラス窓の前には、いろんな鳥たちが姿を見せて来てくれます。
先日は、ほんの2mばかり前にある木の枝に、おそらく、トンビの子供であろう鳥が姿を見せていました。

しかし、時々、それらの鳥が、窓ガラスに反射する景色に向かってぶつかって来て、
1年に3,4羽の鳥が、首の骨を折って、死んでしまいます。

この写真の空の部分に、鳥が窓ガラスにぶつかった跡が、リアルに残っています。
(ちょっと残酷な写真ですみません。)
幸いにも、ぶつかっただけで、すぐさま、別のところへ飛び去って行きました。
鳥のためにも、なんとかしてあげたいと思っていますが、
鳥に、もっと学習能力を持ちなさいといっても始まらないのだが。
黄菖蒲の開花。
2008-05-15
アトリエの庭に、Hさんからいただいた黄菖蒲があります。開花をめがけて写真撮影をしようと、3脚を立てたところ、
花が急に膨らみかけはじめ、あっという間に開ききりました。






ほんの10秒くらいの写真です。
なんだか、この黄菖蒲の花は、
カメラがセットされるのを待っていたみたいな気がします。
みやこわすれ。
2008-05-16
アトリエの庭の片隅に、毎年紫色の花をつける、「みやこわすれ」があります。
この花は、Y婦が30年ほど前に、お世話になった方から株をゆずってもらい、大切に育て、
結婚の際に嫁入り道具の一つとして小松へ持ってきた、思い出深い「みやこわすれ」です。

薄紫色の花が、清楚に咲き、毎年、今頃の季節になると、Y婦はこの花についてのことをいっぱい話してくれます。
この花が、来年も、再来年も咲き、いつまでも咲き続けてくれることを願っています。
自生の黄菖蒲。
2008-05-18
先日から、杜若や黄菖蒲の花を紹介していますが、今日も黄菖蒲を記事にします。
木場潟の南側には、あちこちに黄菖蒲が自生しています。
水際の葦に混じり、黄色い花が目につきます。

やはり、このような花は、水辺が似合うと思います。
花も美しいのですが、しゅっと伸びる葉もよくみるときれいなものです。

南園地にかかる新高橋のたもとには、白い花をつける菖蒲も、自生していました。
この時期、木場潟湖畔で花を楽しむのは、このような花がいいのかもしれません。
クレソン摘み。
2008-05-19
木場潟中央園地に水質浄化のために育てられたクレソンが栽培されています。
ようやく、摘み取りが可能になり、早朝散歩の人たちも少しづつクレソンを摘み取っていっています。

今年のクレソンは育ちもよく、とても美味しそうです。

一本一本摘み取って、多くの人たちが分け合えればと思っていますが、
中には、ごそっと株ごと持ち去る不届きなおばさんもいたりして、
ちょっと複雑な気分になります。
水質を浄化して、おいしいクレソンを味わえる。
一石二鳥のこの栽培、なかなかいいものです。
木場潟の水がこれですべてきれいになることはありませんが、
一つ一つ水質浄化に取り組むこと。
これが一番大切なことだと思います。
見慣れぬ木場潟の写真。
2008-05-20
先日、小松では初夏を彩る「お旅祭り」が行われました。その、お旅祭りの子供曳山歌舞伎の上演の際に配られていた、小松を紹介するパンフレットに、見慣れぬ木場潟が紹介されていました。

表紙の一番上の写真。

中開きの写真。

最初は、こんな風景の木場潟があったのかなと、眺めていましたが。

明らかに、これらの写真全てが、さかさまに使われたものでした。
別にクレーマーになるつもりはありませんが、
木場潟を愛するものとしては、ちょっと悲しいことです。。
クマンバチの穴
2008-05-20
アトリエの屋根の破風のところに不思議な穴が規則正しくあいている。最初は何かと思っていたところ、どうもクマンバチの仕業のようである。

アトリエには初夏になるとクマンバチがブンブン羽を鳴らし飛び回っています。
そのクマンバチが、この破風に穴をあけ、巣を作っているようである。

図鑑を調べると、「クマンバチは、古木などに穴をあけ巣を作る。」と書いてあり、このアトリエも私が20代の時にに設計した建物で、かれこれ20数

かたつむり。
2008-05-21
木場潟湖畔の早朝散歩で、最近かたつむりが舗装路にいることを目にします。踏まれてはかわいそうだと思い、一つ取り上げてアトリエのアジサイの葉っぱに放してあげました。

最初は殻に閉じこもっていましたが、やがて体を殻から出して、ゆっくりと動き出しました。

しばらくすると、角(つの)なのか、槍なのか分かりませんが、
触覚のようなものを出し、顔を持ちあげ、様子をうかがい始めました。

子供のころは、よくかたつむりを見かけたものでしたが、最近は目にすることが少なくなりました。
このカタツムリを見ていると、唱歌の「かたつむり」の歌詞のユーモアさが、おかしく聞こえてきます。
麦秋。
2008-05-22
これまでにも何度か紹介している、木場潟湖畔の麦畑が、黄金色になってきました。
この時期に麦が黄金色になることを麦秋と言いますが、本当にきれいな言葉をつけたものです。

麦穂が朝日に照らされて、キラキラ光っていました。

稲は実るほど垂れると言いますが、麦は実っても空に向かって穂が伸びているように見えます。

麦秋と言えば、小津の映画を思い出しますが、
私も年を重ねていったとき、笠智衆のような、お年寄りになりたいものです。
ボルボ240とシトロエン2cv。
2008-05-23
最近、愛車ボルボ240GLの走行距離メーターがさぼりだしてきました。
10km走っても、3kmしかカウントしなかったり、
日によっては、まったく動かなかったりで、ちょっと困りものです。

しかし、走行距離21万kmを超えていても、エンジンはバッチグ~!絶好調です。
この車、10km/ℓで走行したとすると、ガソリンは21,000ℓ、21立方メートルも消費したことになります。
(ちなみに、約6畳の部屋の容積分。)
算定方法はわかりませんが、CO2の排気量にするととんでもない数字になるような気がします。
CO2削減が言われていますが、自分がこれだけのガソリンを個人で消費したと思えば、とても罪悪感を覚えます。

一方、Y婦の愛車2cvは、近場しか走っていませんが、1990年製の車で、18年で24,000kmしか走っておらず、15km/ℓ走行で2立方メートル足らずのガソリン消費です。

やはり、エコを考えると、まずは無駄に車を走らせないこと。
燃費のいい車に乗ること。だと思います。
この2cv、デザインも良いのですが、案外、環境にも優しかったりして。
オマケ。
リンク先のあちこちでブログの記事になっていますが、「Chaka Fook」さんでTシャツ展が行われています。レアールシェフの作品に、この2cvをデザインした素晴らしいTシャツが展示されています。
ぜひ、足を運んでみては。
エゴノキ。
2008-05-26
木場潟早朝散歩していると、最近目につくのが、エゴノキです。
小さな花が、無数につき、木全体が白くなっています。

小さな花も可愛いのですが、ツボミも白く卵型をしていて、とても愛らしいです。

花は、釣鐘のようにぶら下がり、下向きに咲きます。

エゴノキに近付くと、ツンと鼻をつく匂いが漂い、防虫効果がありそうに感じます。

花は、すぐに落ちやすく、木の足元は落ちた花でいっぱいになり、
散歩のとき、花の咲いた木を探すのではなく、
足もとが落ちた花で白くなっている木を探すと、すぐに見つかるかもしれません。
紫陽花の花。
2008-05-27
木場潟湖畔の南園地にある花菖蒲園に、紫陽花がもう咲き始めました。
毎年、紫陽花は6月頃に咲くものですが、一足先に花をつけました。

木場潟の花菖蒲園の花菖蒲は、来週あたりから咲きはじめてくると思いますが、
この紫陽花と、花菖蒲とで、華やかな風景になってくると思います。

紫陽花の背景には、まだ、杜若の花が咲いており、紫の高貴な雰囲気が残っています。

今朝、残っている杜若の絵を描いているおじさんがいましたが、
じっくり観察して絵を描く、そんな時間を過ごす楽しみも作りたいものです。
住宅作品展。
2008-05-27
以前にも紹介した雪の科学館のティールーム冬の華で、只今「建築家住宅作品展」が開催されています。
会場の雪の科学館は、設計が建築家、磯崎新氏で、
学生のころは、磯崎新かぶれが多く、麻疹(はしか)にかかるといわれるほど、影響が強くあり、私もその一人でありました。

そのような会場で、住宅作品展を開催していただきましたことに、不思議な御縁を感じます。

マリリンモンローの体の曲線から生まれた、モンローカーブのモンローチェアも、建築展に華を添えてくれています。

柴山潟の美しい景色を見ながらの、この住宅建築展、ぜひ足を運んでみては。
建築家作品展開催 5月26(月)~6月1日(日)◆水曜日定休日◆
9:00~17:00 入場無料
主催:オフィスコラボ
タユタフさんで古道具。
2008-05-28
先日、大聖寺に行って、とても感激し、再度大聖寺めぐりを。その時、目に留まったのが、「古道具タユタフ」さん。

オーナーのHさんに伺えば、「やもり市」にも出展されていたとのこと。
そういえば、やもり市の2階に展示されていた欲しかったものも、置かれていました。

タユタフさんに置かれているものを見ていると、
かつての日用品で、今は時代の変化によって使われなくなっている道具を、
確かな美意識を持って選んでいるような気がします。

展示の仕方も、アートギャラリーのようです。

昨日、もう一度出向いて、めがねフレームをゲット。
これで、めがねコレクションにもひとつ増えました。

もうひとつ、ブリキの水差しもお気に入りでゲット。
どうも、このようなものにはまりそうです。
山法師。
2008-05-30
この季節、街路樹や庭先で白い花をつける山法師が目立ちます。
山法師は、木のてっぺんに花をつけ、法師の頭巾に似ているということで、名がつけられたとも言われています。

住宅の植樹に山法師を植えてもらうことがあります。
シンボルツリーとして、街路に植えることもありますが、
2階ベランダから花が見えるように、中庭に植えることもあります。
花は十字形をしていて、純白でとても清楚な感じがする花で、とても好きです。
また、山法師の実もとても可愛く、秋になると楽しめます。

アトリエの山法師は今年は裏年なのか、例年に比べ花に勢いがなく、少しさみしい感じがします。

毎年、珍しいピンク色の花をつける山法師が1本だけ木場潟湖畔にあります。
山法師はミズキ科で、その木はハナミズキのピンクと間違えて咲いているのかな?
5月は花の季節でした。
来週からは6月。
また、木場潟湖畔やアトリエの四季の移ろいを紹介してゆきたいと思います。