今日で2年目。
2008-04-01
今日で「木場潟湖畔のアトリエから」のブログがおかげさまで1周年を迎えることができました。これまで書いてきた1年の、私なりのお気に入りブログをダイジェストで紹介します。

「初冬の夜明け前」です。冬至になると、日の出は一番白山寄りになります。
夜明け前の白山のシルエットはとても神秘的なものです。

「夏の空の表情」です。
夏の青い空に、白い雲が広がり、きれいな空模様が木場潟水面にきれいに映っていました。
本当にきれいに澄んだ、夏の日でした。

「日曜日の夕日」です。
夕日がきれいな秋の日曜日、木場潟湖畔の植物が枯れはじめ、そのシルエットがとても絵になる日でした。

「ハグロトンボ」です。
初夏のころ、庭先にハグロトンボがゆらゆら飛んで、木の葉っぱにとまったときの写真です。
本当に、黒い服を着た貴婦人のようでした。

「合歓の木」です。
合歓の木の花は、ようく観察するととてもきれいなものです。

「スパイダーウェブ」です。
スパイダーウェブとは、クモの巣のことで、霧雨の水滴が、胸飾りのように連なっていました。

最後に、「愛犬TOGO]です。ブログで初めて紹介したTOGOです。
天国に行ってしまったけれども、ブログでは今も、愛嬌をふりまいています。
こんな時期もあったのだと、目頭が熱くなります。
この一年間に265回のブログを書いてきました。計算すると年間書き率、7割2分の高い数字で書いてきました。
これからも、マイペースで書いていこうと思っております。
よろしくお願いいたします。
旧暦日々是好日
2008-04-03
先日、「ガラス皿」を紹介しましたが、ガラス皿を買い求めたアンティークギャラリー堅香子の花がたみさんから、「旧暦日々是好日」の本を、Y婦へと贈られてきました。
本といっても、形式は日記、ダイアリーなのですが、
内容がとてもすごいもので、書き綴るにはとても勇気のいるものです。

本のタイトルに「旧暦」とあるように、冒頭に旧暦の解説がされています。
月の満ち欠けによる暦の解説で、日本人が古来から親しんできた感性をもった暦の良さが分かりやすく書かれています。

日本は、四季がはっきりしていて、自然の移り変わりを、それぞれの季節で感じ取って暮らしてきました。

月の呼び名も、ただ数字を順に数えてゆくのではなく、このように、その季節の、その月の自然の情景をきれいな言葉で呼ぶ、日本の言葉、暮らしの素晴らしさを、教えてくれています。
「木場潟湖畔のアトリエから」のブログを続けていると、季節の移り変わりがよく分かります。
これから、この本を日々目を通しながら、旧暦を感じ取ってゆきたいです。
そういえば、藤原正彦の国家の品格も、アメリカ式の数字の羅列ではなく、日本語、日本文化の素晴らしさを大切にしなければならないことを書いていましたが、まさに通じることであると、理解できます。
桜一輪。
2008-04-04
木場潟湖畔の遊歩道は、「千本桜の園」とも名づけられています。
名の通り、桜のトンネルができるほどの、桜並木の遊歩道です。

並木は、つぼみで真っ赤になっています。

近づいてみると、少しづつ一輪、二輪と花が咲き始めてきました。

ぼんぼりも準備万端。
あとは、桜満開、お酒宴会を待つだけです。
見頃は来週末かな?
春の空。
2008-04-05
数日前の写真ですが、空や風景が不思議な色になっていました。
遠くの景色は、青く、湖畔の柳の木の緑がコントラストをもつように、浮かび上がっていました。

そのあと、夏の雲のように入道雲がもくもく上がってきて、白い雲がとてもきれいに。

やがて、入道雲と雨雲が混じった不思議な空に。

雲の脇には、白い月ものぞかせていました。
この日の夜中、とてつもない雷が発生し、地響きを鳴らしたような気がします。
春の天気の変わり目は、時折不思議な光景を見せてくれます。
こんな、春の空でした。
京都の旅-Ⅰ。
2008-04-07
土曜日、日曜日と京都へ行ってきました。久しぶりの旅行です。

これまでに、何回も京都へ行っていますが、天気もよく、桜満開で、こんなにきれいな京都は初めてでした。

日曜日の早朝に、岡崎の「十石舟めぐり」の乗船をしました。
乗船場は、南禅寺近くの琵琶湖疏水記念館辺りで、夷川ダムまでの琵琶湖疏水を約25分で往復する、とても見ごたえのある、乗船でした。

今年から屋形船も新しくなり、気持ち良く、舟が桜の下を進んでゆきます。

満開の桜の下の、水面に舟が進む。
前川の風景も、いづれこのような風景になればよいのだが。
それにしても、なにゆえ、桜はこれほどまでに魅了するのだろうか。
京都の旅-Ⅱ。
2008-04-08
京都旅行の、目的は、梯剛之さんのピアノリサイタルを聴きに行くことでした。演目は、ベートーベンの3大ピアノソナタと言われている、「月光」「テンペスト」「熱情」のどれもが聞きたくなるもので、
何としても行きたいと思って、数ヶ月前から心待ちにしていたリサイタルでした。

演奏は、息が詰まるほど見事で、
特に、「月光」の第一楽章の出だしのインパクト、
「熱情」の第3楽章の熱演は、酸欠になるほど素晴らしいものでした。

リサイタルの後、サイン会が行われ、お母様の手が添えられ、多くの人に応えられていました。

その後、ファンの集いの懇親会が行われ、参加させていただきました。
参加されたファンの方が、梯さんにベートーベンを演奏することへの思いについて尋ねられ、
梯さんは、今回のリサイタルへの思い、ベートーベンへの思いを分かりやすくお話しされ、
心に響く、とても内容のある思いを伺い知ることができました。

最後に、ファン一人一人に握手され、
ピアニスト梯さんの手に触れられることができ大変思い出深いものになりました。
梯剛之さんの演奏は、とても清らかで、聴いていると心にジ~ンとくるものがあります。
このような素晴らしいリサイタルを聴くことも大切であり、日々の刺激の一つになり、とても有意義な時間を過ごすことができたと感じます。
本当に、素晴らしかった。
京都の旅-Ⅲ。
2008-04-09
京都旅行のもう一つの目的は、島原の「角屋」を見学することもありました。20代のころは、お寺や骨董屋巡りで、若年寄りといわれながらもよく京都へ足を運んだのでしたが、この角屋には訪れたことがなく、一度は実際目に見ておこうと、今回の旅行の目的の一つになりました。

この角屋は、揚屋(あげや)と呼ばれ、今でいう料亭・料理屋であります。
客間には、青貝を散りばめられた座敷や、扇面を貼りめぐらされた座敷などがあり、
それぞれ「青貝の間」「扇の間」などと名前が付けられて、建築的には大変興味深い建物です。

入口もなかなかよく、門から入ると一旦中庭に出て、その右手が玄関で、
さらにその奥の中庭が見通せるプランとなっており、
設計のポイントをうまく押えて建てられたものです。

また、それぞれの座敷の障子や欄間のデザインには目を見張るものがあり、その時代の斬新さを感じるものです。

日本の建物は、建具のデザインによるものが多くあります。
桂離宮なども代表的なものです。
その建具を、デザインし、空間をつくる。
何か、設計のポイントがもうひとつ増えたようです。
花盛りⅠ。
2008-04-10
京都の旅のブログを書いているうちに、木場潟は花盛り。
つぼみが開いたと思えば、あっという間に満開の桜に。

満開の桜トンネルが長く続きます。

早朝、写真を撮っていると、
これまで「おはよう」のあいさつしかしなかったウォーキングをしている人たちから、
必ず「本当にきれいやね」と、いつもとは違うあいさつがあります。

昨日のお昼は暖かく、
平日にもかかわらず、多くの花見見物の人たちや、あちこちでお弁当を広げている人たちがいました。
日本人は、本当に桜が好きなのだと、つくづく思います。
花盛りⅡ。
2008-04-11
数日前の写真ですが、春なのに白山がくっきり顔をのぞかせました。
湖畔のレンギョウは花盛り。
黄色い花と、白い山と、青い空の組合せがとてもきれい。

白いユキヤナギの花も今は満開。
桜のピンクも混じり、春の色。

湖畔に見える並木は、昨日のブログの桜並木。

アトリエの、白モクレンも花盛り。
春は、色があって、本当にいいものです。
花の宴。
2008-04-13
アトリエの桜も花盛り。先週末、アトリエで小さな桜の宴をしました。
かつては、大勢の方に声を掛け、来ていただいたのですが、今年はささやかに、室内で行いました。

床の間には、桜を活け、華やかな雰囲気作り。

外で見る桜も良いものですが、室内に桜があると、花一つ一つがよく見え、これも良いものです。

宴の写真を撮るつもりでいましたが、頭の中が、満開になり、気づいたら宴もおしまい。
とても濃い人たちの、濃い話で、アトリエは、話で満開となりました。
ちなみに、飲んだワインは、赤白12本、日本酒4合ビン2本、ビールロング缶10本。
翌日は、少しばかりグロッキー気味でした。
はかない桜の花。
2008-04-14
桜の花は短いもので、もう散り始めとなりました
先日の木場潟湖畔の桜トンネルは、今度は桜の花びらのジュータンに。

散るゆく桜も、さみしくていいものです。

桜並木横の用水には、桜筏(さくらいかだ)が。

水に流され、心待ちだった桜ももうおしまいのようです。
はかなく散ってゆく桜の花が、もしかすれば、日本人の心をとらえるのかもしれないような気がします。
桜の種類。
2008-04-15
木場潟湖畔の桜は、本数が多いだけではありません。種類も幾種類の桜が植えられ、桜散歩コースの見た目の変化をつけています。

これは、ソメイヨシノ桜で、大部分の桜の木です。

やや、白みがかって、みっしり咲いているのが、オオシマサクラです。
散歩している人たちの多くは、この桜をみて、思わず写真を撮ってゆきます。

葉が先に出て、白く可憐な花をつけるのは、ヤマザクラです。
桜並木に1本ヤマザクラが混じってあると、とても目につく桜の木です。

昨年、あちこちで植えられたのが、シダレ桜です。
名の通り、枝垂れて花をつけます。
この木が大きくなると、木場潟湖畔の風景も変わってくるでしょう。

最後に、以前にも紹介した十月桜です。
秋の十月と、春の四月に花をつけるそうですが、木場潟の十月桜は、冬の間じゅう、花をつけているような気がします。
これらの桜が、木場潟湖畔の春の彩りをつけ、楽しませてくれています。
ホームページのリニューアル。
2008-04-16
先日、家楽舎 木田智滋住宅研究室のホームページをリニューアルしました。デザインは、S/I 社のKさんにお願いし、写真画像も大きくし、とても見やすく、いいデザインのホームページです。

Kさんには、私のホームページへの思いを伝え、それをうまく理解していただき、今回のリニューアルとなりました。

所どころにある、キャッチコピーは、Kさんから宿題を出され、自分で考えたコピーです。
なんだか、コピーライターになったような気分です。

ホームページを自分で作ることもできますが、このようにプロにお願いすると、想像以上のものになります。
建築の設計をしていると、同様なことがあると感じます。
昔から、「モチはモチ屋」と言いますが、熟練した人に、正確な情報を伝えると、それ以上のものになる。
そんな経験を、実感しました。
花吹雪。
2008-04-17
朝外へ出ると、車が大変なことになっていました。花電車ならぬ、花ボルボ。

花びらが、赤いボルボ240に散らされています。
明け方から、南風がふいて、こんなボルボになったのは初めて。

雪が降って、絵になることがありますが、花びらでこんな風になると、ブログネタです。

風が吹くと、さ~っと花吹雪。
地面にも、積もるように花びらが。
シトロエン2CVも、花まみれ。

花見の宴に活けた玄関先の桜も散りはじめ。
今年は、本当に、桜が良い季節でした。
寺田一行さんのカレンダー。
2008-04-18
友人の一人に、寺田一行さんという版画家がいます。寺田さんとは、20数年来の友人でありますが、彼に会うといつも刺激があってとても楽しいです。
職業は、版画家でもありますが、アンティーク時計の販売修理もするビジュ寺口の店主でもあります。
彼は、アンティーク時計のことを話したら、止まらない程いろんなことを知っているので、これは彼のブログを読んでいただくことにして、彼の版画についてのブログを記事にします。

寺田さんの版画は、詳しい技法は分かりませんがエッチングの技法を中心に制作されています。
その版画のカレンダーが、毎年暮れになると送られてきます。
昨年末にも送られ、今年も我が家のリビングにかけられています。

版画の雰囲気としては、このような細い線で描かれ、とても味わい深い作品であります。

毎年デザインが変わり、毎年来るのが楽しみです。

かつてのものは、一枚一枚刷り、それらを紙紐で綴られていました。

手づくりであるため、曜日が間違えそうになったり、
30日しかない月に31日まであったりで、少しばかりスリリングなカレンダーでもあります。
こんなカレンダーが、もう10数年、アトリエのリビングにかけられ、目を楽しませてくれています。
いつもありがとうございます。寺田一行さん。
花水木の開花。
2008-04-19
桜もおしまいで、これからは、いろいろの花や木の芽吹きがあり楽しみです。
庭先の花水木の花が咲き始めてきました。
いつもは、5月連休ごろに咲き始めのような気がしますが、今年は早いようです。

枝を切って、活けてみました。
アトリエには、赤とピンクの花水木がありますが、
かつては、白の花水木もあり、彩りがあってとてもきれいでした。

カツラの木の葉も、いつの間にか開いています。

朴の木の葉も始まりました。
朴の木の開葉-1
朴の木の開葉-2
カツラや朴の葉は本当に好きです。
いい季節となりました。
影。
2008-04-20
昨日のブログの続きのようなものです。
活けた花水木が朝日にあたり、その影が白い壁に映っていました。

影は面白いものです。
障子に映る影を見つけたときも、思わずハッとする時があります。

色がなく、シルエットだけが面に映し出される不思議な絵。

丸フラスコに活けた朴の木の枝も、朝日があたり、面白い表情をしていました。
何気ないものでも、アートに見える。
少しばかり、いい眼になってきたような気がします。
芽吹き。
2008-04-21
昨日は、風があったものの、空は青空、空気も暖かく、気持ちのいい日曜日でした。
陽気に誘われ、庭先の木々も次から次へと芽吹き始めてきました。

この日は、白山のくっきり見え、湖畔を散歩する人も多くいました。

春の芽吹きは嬉しいものです。
寒い冬にじっと耐え、暖かくなった今、ようやく開いてくる。
自然の生命を本当に感じる時です。

大好きな朴の木の芽も、あちこちで。
これからは、空気が緑の季節になってゆきます。
牧歌風景。
2008-04-22
木場潟の西側や南側に麦畑が広がっています。
朝の散歩で、足を延ばし、麦畑まで行ってきました。
一面に広がる麦畑と、湖畔の木立が、ヨーロッパの牧歌風景を思わす、とてもいい景色です。

春のやわらかな朝の光に包まれ、
麦畑からは、ひばりがピーチクパーチクとさえずり、
なんとも言えないのどかな風景でした。

麦の穂も順調に育っているようで、しばらくすれば、あたり一面黄金色の景色になってくるでしょう。

麦の穂をよく観察すれば、精巧に作られ、感慨深いものがあります。
木場潟湖畔には、まだまだいい風景があります。
月の出と、月の入り。
2008-04-23
日曜日の写真になりますが、月がとてもきれいに上がっていました。
月は赤く、湖面を照らし、木場潟全体が赤く染まっているようでした。

夜にも関わらず、白山がうっすらと見えます。
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今朝、夜明け前の西の空に、月が残っていました。
月の出と月の入り。
毎日繰りかえされますが、月のかたちとその時刻は少しづつ変化しています。
陰暦で、暦(こよみ)を数えて暮らすのも楽しいものです。
はなみずき。
2008-04-24
先日紹介した花水木の花も全開となりました。
ピンクの花水木の花をよく見ると、白い花に、赤が混じったように感じます。

そういえば、かつて白色の花水木がありましたが、
この花水木は、白が変化してこのようになったのかもしれません。

アトリエの玄関先には、今は2本の花水木しかありませんが、
かつては、4,5本あり、赤、白、ピンクと色とりどりに咲いていました。

今は、白色が見当たりませんが、白がピンクに染まり、ピンクが絶えたのかもしれません。
毎年、花をつける花水木ですが、今年は例年より早く花をつけ、咲いた花も多く、とてもきれいです。
この花は、5月の陽気を感じさせてくれる一つでもあります。
お気に入りの場所。
2008-04-25
木場潟湖畔を散歩しているといろんな風景を見ることができます。
そのひとつに、中央園地のベンチの置いてある広場もそのひとつです。

ベンチはクラッシックなデザインで、イギリスのフィールドを思わすような景色で、
お気に入りの場所です。

天気の良い日は、ランチボックスを持って、ベンチに腰掛け、ひと時を過ごすこともあった場所です。

でも、最近は、お年寄りのパークゴルフとかやらで、日中は、お年寄りパワーに押され、
ゆっくり過ごすこともできなくなりました。
名曲アルバムのクラッシック音楽聞こえてきそうなのに、
お年寄りの小松弁の笑い声が飛び交う、木場潟湖畔ならではの風景です。
お年寄りが、元気で明るく楽しんでいることは、それはそれで良いことです。
窓ガラス
2008-04-26
いつものブログは、4コマブログを基本としていますが、今日は1コマで。
この写真はよく目を凝らして見ると、次第に頭が痛くなり、目が回ります。
木の枝の写真ですが、よくみると背景には黒い半円の不思議なものが・・・。
じつは、アトリエの窓ガラスを撮ったのもので、
ガラスに木の枝が反射して映り、背景に室内の黒い半円の照明器具が見えているのです。
そして、左下には遠くの白山も反転して映っています。
これは、視点があちこち移動して、焦点を合わせようとして次第に頭が痛くなるのかもしれません。
今日は、この一枚で、3コマ分の写真がありそうです。
大聖寺めぐり
2008-04-27
昨日の土曜日、半日南加賀の大聖寺の町並みを楽しみました。以前から、大聖寺の町をゆっくり歩いてみたいと思っていましたが、ようやく実現。
きっかけは、所属する建築家カタログの毎月行われているリレートークショーが、
今回メンバーの瀬戸達さんの提案で大聖寺を会場に行われたので、参加しました。

トークショーのプレイベントでは、流し舟の乗船体験もあり、最初から情緒あることからのスタートです。
櫓で漕がれ、舳先が左右に振れながら旧大聖寺川を下る静かでゆっくりした時間は、
これまでの舟の体験とはひと味違ったものでした。

その後、会場を五徳庵という、武家屋敷を改修した建物で「街並み探訪から始める家づくり」のテーマのトークショーが行われ、久々に聞きごたえのあるイベントを聴いてきました。

もうひとつの目的は、町屋の「やもりや」(旧中木邸)で「やもり市」へ行くことでした。
会場では、いろんな知り合いにもお会いすることができ、人のつながりの不思議さを感じながら楽しく歓談し、旧町屋の情緒を味わってきました。

そして、ゆっくりと大聖寺の町並みを散策。
散策して感じたことは、大聖寺の町屋は、
碁盤状に区画され間口が狭く、奥行きが長い小松の町並の町屋と異なり、
屋敷があって、その連なりが町並を形成する町屋で、
暮らしやすさの上では、小松の町屋と大聖寺の町屋とでは異なるものを感じました。
それゆえ、大聖寺は小松に比べ、町全体が面上に町屋が残り、住居と商店が混在し、住む人の生活が今でも普通に行われ、暮らしの息づかいが感じられます。
大聖寺をゆっくり散策し、自分に大きなテーマの宿題が与えられた半日でした。