キャンドルナイトウォーキング
2007-09-02
昨晩、木場潟湖畔にてキャンドルナイトウォーキングが行われました。キャンドルナイトウォーキングとは、木場潟全周6.4kmにロウソクを灯し、幻想的な雰囲気の中でウォーキングを楽しむイベントです。
昨年は、夏至の「地球エコの日」に合わせ行われたのですが、今年は梅雨の時期をはずし、昨日となりました。

木場潟の散策歩道の両側に一定の間隔にランタンが置かれ、
一つ一つ、手でロウソクに火が灯され、木場潟が光の道の輪がつながりました。

小さなロウソクの火ありますが、数多く並べられると、大きなオブジェになり、
とても幻想的な木場潟湖畔に生まれ変わりました。

小さなことでも、みんなで手をつなぎ合わせば、大きなことができるということをも感じさせる、とてもいいイベントです。

そんな一夜の木場潟湖畔の光の輪が作られ、多くの市民が木場潟ウォーキングを楽しんでいました。
住宅展Ⅱ。
2007-09-05
昨日から金沢21世紀美術館において住宅展が始まりました。以前にも紹介した「未来をのぞく住宅展」の金沢におけるイベントで、地元石川をはじめ、東京・神奈川の建築家の住宅写真パネル、建築模型が展示され、初日から数多くの来場者がありました。

会場は、21世紀美術館の市民ギャラリーの展示室で行われ、天井が高く、広く大きな空間の中に建築作品が並べられて、ゆっくり観賞できるようになっています。

金沢21世紀美術館においてのアトリエからの出展は、
昨年の日本建築家協会(JIA)北陸支部 石川建築会議主催の「あしたの建築展」についで2回目で、多くの市民に建築を見てもらえ大変嬉しいです。

このような住宅展に参加し感じることは、建築を通じ社会貢献している建築家が数多くいるということです。
軽はずみに、ただ奇抜さだけでつくられた建築ではなく、
様々な条件を配慮し、完成度の高い住宅・建築を設計している建築家が数多くいて、
社会に貢献できる建築を設計せねばならない、建築家の役割の大切さを改めて感じます。

これからも、多くの建築家を見習い、私も頑張らなければならないと思いました。
秋の気配Ⅰ。
2007-09-06
9月に入り、一気に涼しくなった今年の夏でしたが、台風のせいかここ2,3日蒸し暑い日が続いています。アトリエの周辺の田んぼも黄金色に変わり、来週あたりから稲刈りが行われるような気配です。

今年の夏は暑くて、素人が見ると豊作のように見えますが、実際はどうでしょうか?

「実るほど、頭(こうべ)を垂れる稲穂かな」という口語がありますが、確かに大きく実った稲穂は大きく垂れ、うまく表現したものだと思います。
私なんかは、実っていなくても、いつもあちこちでぺこぺこ頭ばかり下げて、情けないものです。

秋の風物の一つ、ススキの穂も顔を出してきました。

もう一つ、「猫じゃらし」と呼ばれる雑草も道端に生えてきて、少しづつ秋の気配が漂ってきました。
TOGOのパーツ。
2007-09-07
なんだかわからないが、たまにはTOGOのパーツ。・
・
・
鼻 健康そうな鼻でOK!

目 目やに無しでOK!

耳 耳垂れ無しでこれもOK!

歯 虫歯、歯垢無しでOK!

ようし!
健康が一番。
M邸の取材撮影。
2007-09-08
以前に、ブログで紹介したM邸が、地元の建築情報誌「月刊マイホームいしかわ」に掲載されることになり、昨日取材のための撮影が行われました。次号のテーマは、リフォームで、最近は確かにリフォームの依頼も多くなり、いいタイミングで取材となりました。

編集者のYさんに紙面構成のイメージを聞きながら、いいアングルを探し、パチパチ撮っていきます。

これまで何人かのカメラマンに住宅雑誌掲載用の撮影をしてもらったことがありますが、今回初めて女性のカメラマンでした。

女性の撮る写真は、男性と違い、写真にやさしさを感じます。
住宅には、女性が関心を持つやさしいイメージや雰囲気が多くあります。
そんなイメージを、女性が撮影し、やさしい雰囲気の写真がもっとあっても良かったかも知れません。

カメラマンのKさんは、明るく、撮影中雰囲気を盛り上げるのがうまい、独身の京都生まれの女性です。
今月末に掲載された雑誌が店頭に並びますが、どんな風に撮影されたか楽しみです。
水環境フォーラムin小松2007
2007-09-10
先日小松ドームにて「水環境フォーラムin小松2007」が開催されました。このフォーラムは、国交省、石川県、小松市の主催で、「生活排水の普及」をテーマとし、「木場潟の水辺の輝きを未来に」のパネルディスカッションと「私の取材手帳」の福島敦子氏の講演の2部にわかれたフォーラムで、多くの市民が参加しました。

会場は、「木場潟再生プロジェクト」の活動展示パネルや、水環境のパネルなども展示され、生活と水の関係の大切さを解かり易く展示してあります。

パネルディスカッションでは、木場潟やその他の水環境ついて、パネラーが各自の取組の事例を紹介し、かつての木場潟の水辺の取り戻し方が話し合われました。

事例では、諏訪湖や三方五湖の水質改善が紹介されましたが、いずれにせよ、下水道の普及と、生活排水の改善が大切であるということでした。
但し、それらは湖沼という大きな面積の水質改善であるゆえ、一朝一夕になるものでなく、時間をかけ改善された事例でした。

木場潟の事例として、下水道の普及、大日川の水を木場潟に流し込むことも紹介され、他に水辺の葦の保全による水質改善の方法も紹介されました。
毎日、木場潟の景色に接していますが、風景の美しさに見とれるだけでなく、水質にも目をむけ、その改善がさらに豊かな自然を生むものだと思えば、今回のフォーラムは意義あるものだったでしょう。。
これは、木場潟だけでなく、地球全体についてもいえることだと思います。
萩。
2007-09-11
秋の季節を感じさせる樹や花の一つに萩があります。木場潟湖畔にも、あちこちに萩が植えられ、少しづつでありますが、見頃となってきました。

萩は字のごとく、草かんむりに秋と書き、また、春の牡丹のぼた餅に対して、秋の彼岸のお供えのおはぎの名の由来となるほどの代表的な植物である。

萩は秋の七草の一つで、樹なのか草なのか区別のつけにくい植物である。

アトリエにも萩がありますが、毎年大きくなった萩を切り、株にしますが、生命力が強いのか、負けじとさらに大きくなっていきます。

木場潟に植えられている萩は、赤と白とピンクがあり、白色の萩は可憐でとても可愛く咲いています。
ようやく秋らしくなってきた、木場潟湖畔の風景です。
道草。
2007-09-12
アトリエから木場潟へ通ずる20mほどの田んぼの道端には、いろんな雑草が生えています。
夏の終わりごろから、ポツポツ咲きだし、今は群生しているツユクサです。
イメージは夏の雑草のように思われますが、見かけるツユクサは今が咲きごろとなっています。

正確な名前はわかりませんが、子供の頃、空き地でよく見かけていた雑草で、背が高くなり、チャンバラごっこをした記憶があります。
これから、ぐんぐん伸びていくようです。

これも昔から見かける雑草ですが名前がわかりません。
春のナズナに似ており、小さな花が付いたらすぐに綿に変わる雑草です。
花のつぼみが可愛く、道端にあって目にとまる雑草です。

これは、誰もが知っているススキです。
なぜかススキを見ているとほっとします。
朝日や夕日に照らされた穂は、本当にきれいなものです。
ようやく、朝夕涼しくなり、道草も楽しくなる季節となりました。
稲刈り。
2007-09-13
昨日、アトリエの前の田んぼの稲刈りが行われました。昔は、稲刈りといえば、朝早くからおにぎりやお茶の入ったヤカンがあぜ道に並べられ、一家総出で行われたものです。

今ではコンバインにより、稲刈りから脱穀まで一気に行われ、あっという間に刈り取られていきます。

それにしても、コンバインの技は凄いものです。
昔は一株一株鎌で刈り、いろんな手作業をかけて行われていたものが、
倒れている稲を起こし、刈り取り、順々に送り込み、脱穀まで行ってしまう技には、あっけにとられてしまいます。

あちこちで稲刈りが行われています。

藁として使うのか、刈り取られた稲は束になって置かれ、いつの間にかコンバインは、別の田んぼへ行ってしまいました。
春先に、水が張られ、田植え、消毒と、稲の成長を毎日目にしてきた田んぼが、、役割を終え、また、何もない風景になっていく、9月の一日でした。
ル・コルビュジェ展
2007-09-14
昨日、日帰りで東京へ行ってきました。目的は、5月から開催されていた「「ル・コルビュジェ展」と5月にオープンした東京ミッドタウンの見学で、コルビュジェ展が9/24に終了なのでスケジュールを無理やり入れていってきました。

コルビュジェの建築は20代の頃5~6個程実際に見学しており、文献もかなり目を通していたのですが、この展覧会に行き、今まで読めなかったコルビュジェが見え、とても良い展覧会でした。

会場は、実物大の室内空間が幾つか作られ、スケール感や光の入り方が実感できるようになっています。

作品の「ロンシャン教会」は、鳥瞰的に立体模型を目にして、屋根と壁の関係が図面や写真ではわからない単純な構成であることが良く分かりました。

家具の「グランコンフォルト」のオリジナルが置いてあり、今まで見てきたグランコンフォルトとは、全く違う印象の素晴らしい椅子でした。
20代の頃は、アンテナが張りすぎていて、消化しきれなくコルビュジェの建築を見ていたような気がします。
50代の今、日常的に空間をイメージして、実際の建築設計に携わり、その経験のもとにコルビュジェ作品を見ると、コルビュジェの偉大さを改めて感じます。
とにかく、刺激の多い、とてもいい展覧会でした。
東京ミッドタウン
2007-09-17
コルビュジェ展の前に、5月オープンの東京ミッドタウンに足を運びました。大きな目的は、建築家安藤忠雄、服飾デザイナー三宅一生、プロダクトデザイナー深澤直人、グラフィックデザイナー佐藤卓の日本を代表するデザイナーが取り組んで建てられた「21-21DESIGIN SIGHI」の見学でした。

建物は安藤忠雄設計の建物で、最近安藤が得意としている地下に埋められた展示空間の美術館です。
この建物で試みられたのは、三宅一生の「一枚の布」のテーマから、厚さ16ミリの鉄板を折り曲げて一枚の屋根で作られたことです。

安藤忠雄でいつも感心するのは、思いついたデザインを、多くの技術者を巻き込んでいくすごさだと思います。

もう一つ、東京ミッドタウンの「ガレリア」に、建築家隈研吾設計のサントリー美術館の見学もありました。

ビルの中の美術館で、竪格子を壁全面に配し、木の持つやわらかさと、竪格子のシンプルさが心地良い空間をつくり、いい美術館でした。

格子の透けは、日本の伝統的デザインで、建築における大切なボキャブラリーだと思います。

ガレリアの吹抜空間には、行灯やキリコを思わす、和紙の雰囲気のブリッジが架けられています。
竹林と和紙の行灯が、日本情緒を少し漂わせています。

新しくできた公共空間に、和紙や、木の格子、竹を用い、日本人のDNAをくすぐるデザインが生まれると、やはり気持ちのいいものです。

老舗「とらや」のデザインも、「透け」をうまく表現した、いいショップでした。
十月桜
2007-09-18
毎年、今頃の季節になると、ややピンクがかった白い花を付ける木があります。最初は、季節を間違えて咲いたと思っていましたが、図鑑などで調べると、「十月桜」のようです。

木場潟湖畔の十月桜は、まだ九月なのに、花をたくさん付け始めました。

秋に桜の花を見ると得をしたような気がします。

秋の澄んだ月を愛でながら、桜の見物もよさそうです。
中秋の名月には、十月桜の木の下でお酒を一杯やってみようかな?
夢のドーム作り。
2007-09-20
昨日JIA(日本建築家協会)石川建築会議による「こども建築塾」が金沢のM小学校にて行われました。こども建築塾といっても、机に向かって話をするのではなく、新聞紙をつなぎ合わせて、大きな風船のようなドームを作り、ものを作る面白さを子供たちに体験してもらおうというものです。

最初に、新聞紙を、正方形に切り取ります。

それらを、テープでつなぎ合わせ、ところどころ、正方形の色ビニールも入れていきます。

合計180枚の新聞紙がつなぎ合わされ、大きな座布団が出来上がりました。

そこに、扇風機で空気を送り込むと、見る見るうちに、風船のようにふくらみ、大きなドームが完成しました。
入り口をつけて、こどもたちがドームの中に、どんどん入って行きます。

自分たちが作ったドームの中で子供たちは、大はしゃぎ。
そして、みんなで記念撮影。

天井には、こどもたちが描いた、自分の「夢」の絵が貼り付けられ、寝っころがり、膨らむドームと、夢を見上げています。
父兄も参加し、楽しい体験をしました。
作る楽しさを、こどもたちに知ってもらい、明日の建築家がこの中から生まれると、いいかな。
秋のグラデーション。
2007-09-21
9月中頃を過ぎたというのに、連日猛暑。空も、毎日秋晴れのように青空が広がっていますが、なぜだか秋の空には感じられません。

夏の日の出は4時半過ぎからですが、最近は日の出が遅くなり6時ごろになりました。

日の出がTOGOの早朝散歩と同じ頃なので、白山と木場潟の朝の景色が秒刻みで変化していくのが見られ、ピンクがかったグラデーションの風景がとてもきれいです。

木場潟湖面に、空の色が映り、いろんな色があります。
遠くに見える山は富士写ケ岳で、風景を壊している手前の白いものは小松ドームです。
そんな暑い日の続く、秋の早朝の木場潟の景色でした。
ローンプラザでの建築模型展。
2007-09-22
先日から、北陸銀行泉野町出張所ローンプラザで、建築模型展が始まりました。これは、所属する「建築家カタログ」のメンバーの作品の展示で、ロビーには10人のデザインした模型が展示されています。

最近、建築模型や写真パネルの展示により、建築家の設計姿勢をアピールする機会が多くなりました。

建築設計事務所は、広告宣伝を大々的にすることがなく、地道に設計活動をしているところが多いです。

このような機会を、住宅ローンの相談所で開催させていただくことは、われわれにとりとてもありがたいことです。
今回は、ブログで工事状況をアップしているY邸の建築模型を出展しました。
多くのひとの目にふれてもらえ、嬉しいです。
季節が変わってゆく。
2007-09-23
暑さ寒さは彼岸までといいますが、今朝は、昨日に比べぐっと涼しくなりました。アトリエ周辺の田んぼも稲刈りが終わり、また長い冬の風景となりました。

働き者のコンバインもビニールシートに包まれ、次の出番まで倉庫に眠ることになるのでしょう。

藁も天日干しにされ、次の利用を待っています。
なんだか、藁人形の群衆が大勢立っているみたい。

収穫を終えた田んぼの横の畑には、新しく大根の苗が植えられ、次の収穫の準備が始められました。

アトリエ前で栽培される大根は、とても美味しく、また、畑から抜いてすぐに食べられるので、甘くみずみずしく、冬の料理にはかかせられないものです。
ひとつひとつ、季節が変わってゆく、アトリエ周辺です。
木場潟の鴨。
2007-09-24
木場潟は、渡り鳥が多く飛来し、愛鳥家には嬉しい場所である。春にはジョウビタキ、初夏にはオオヨシキリなど、何種類もの鳥を見ることができる。

冬は、雁類が飛来し、木場潟の冬の風景を彩ってくれる。
最近、雁の編隊が空を横切る光景を目にすることがある。
まだ早いような気がするが、冬の使者が訪れ始めたのだろうか。

このファミリーは、留鳥で、今年の夏に育った鴨である。
10羽ほどの小鴨がこんなに大きく育っている。

朝の光に照らされ、気持ちよく泳いでいる。

どうしてかわからないが、小鴨も最近見かけるようになった。
こんな鳥を見ていると、ほほえましくいいものだ。
中秋の月。
2007-09-26
昨晩は中秋でした。午前中は曇り空で月が見られないかと思っていましたが、午後から晴れ、夜はすっきりした空になり、月がとてもきれいに見えました。

木の陰から月が上りはじめ、わくわくします。
月の出は、いつ見てもきれいです。

月とススキの組み合わせが、やはりいいものです。
あと、団子と山の幸をお供えすれば、、月の宴となって、お酒もうまいでしょう。

月明かりに照らされたススキの穂も輝いています。

木場潟湖畔も、月明かりに照らされ、これから秋の夜長となる風景です。
先人は、月を見ていろんな思いをはせていたのでしょう。
時代は変わっても、変わらぬのは、月や星かな。
せめて、月に住んでいるのはウサギだと思い続けたいものです。
そういえばリトルパインシアターの「月のかけらは」名作でしたな。
9月の朝焼け。
2007-09-27
月がきれいに見えた夜の翌朝の夜明けはきれいです。
先日が秋分の日であることから、朝日の昇る位置は東で、あの山並が東の方向だな。
山の名前は、何だろうか?

ポプラの葉のシルエットも、とてもきれい。

松葉のシルエットもきれいなものだ。
9月の残月。
2007-09-28
昨晩が、フルムーンだったようである。今朝、5時半ごろ、西の空を見ると、その月が残っていました。

屋根越しに見る、ありあけの月は、やや赤く、くっきり見えました。

湖畔のススキと、五郎座橋の背景に、高く残っている月。

藤棚の上にも。

昨日のポプラの木の陰にも、月がのぞいていました。
いい写真が4枚撮れ、「早起きは4枚の得」とでも言いましょうか。