ネジバナ
2007-06-01
木場潟の舗道の脇の緑地に、ピンク色のネジバナが目に付きようになりました。緑を背景に、ピンク色の花が、ひときわ目立ちます。
別名「モジズリ」とも呼ばれ、蘭の花の仲間です。

名のとおり、花はDNA構造のような、螺旋状にネジれて、連なって咲きます。

連なる小さな花は、目を凝らしてみると、蘭の花の華やかさがあります。
これから、螺旋状に上へ伸びて、花を付けていくんでしょうね。
木場潟を散歩されるときは、舗道脇のピンクの花が見つかると思います。
野生の蘭です。
摘み取らないで、撮ってください。
地盤改良
2007-06-02
ブログを初めてから、おかげさまで、ようやく2ヶ月がたちました。

これまでのブログの多くは、TOGOとの散歩がてらにパチパチ撮った湖畔風景や、
日常の食卓風景、アトリエの出来事の写真を紹介し、
アトリエの日常生活を、楽しんでブログしてきました。

でもよく考えたら、本業は、建築の設計や工事の監理をする、まじめな一級建築士です。
(だれが、まじめときめたんや

日中はどちらかといえば、パソコンに向かってしかめっ面しながら、
CADで設計図面やパース(透視図)を描いたり、

工事現場では、埃っぽく、足場の悪いところで、職人さんとあれこれ打合せしながら、
日々ハードな仕事をしているのです。


そこで今月から、この前から新しく始まったY邸の工事を紹介しつつ、
まじめに仕事もしていることを紹介し、
建物が完成していくまでを分かりやすく、ブログして行こうと思います。

何事も基礎からが肝心といいますが、
建築の場合、基礎の下の地盤が肝心といいます。
最近の住宅建設においては、設計時には、必ず地盤の調査をします。
いくら頑丈な基礎を造っても、その下の地盤が悪ければ何にもなりません。
Y邸の場合、地盤調査の結果、地盤の強度が良くないことが分かり、柱状改良という地盤改良を行うことになりました。
柱状改良というのは、地盤を調査すると、やわらかい泥のような土質の部分もあれば、岩でできた固い土質もあり、
建物を建てるとき、当然硬い地盤に建てたほうが安定するので、固い地盤まで柱状の杭を何本もつくって、強固な地盤に改良することです。

でかいドリルのようなもので、グリグリと硬い地盤まで穴を開けていきます。

固い地盤にまで達したら、鉄管の中に固まっていないコンクリートを流し、
逆回転で引き抜きながら、穴にコンクリートをつめて行きます。

こんな作業を、建物の建つ位置の要の部分に、約60本ほど打設します。
このようにして、Y邸は、安定した地盤に改良され、長く安心して住むことができます。
三味線の音色
2007-06-03
4,5年ほど前から、早朝に三味線の音が木場潟湖畔に流れています。弾いているのは、Hさんで、いつもマイペースで奏でています。
Hさんが、三味線を始められたきっかけは、
毎年夏に行われる、ジャパンテントの際に、ホストファミリーとして留学生に日本文化の一つを紹介したい、ということかららしいです。

澄んだ木場潟の早朝に、湖畔の東屋で、10月の発表会のために「稽古」するHさん。
流れるように弾いているわけではありませんが、あくまで、「稽古」。
隠れた努力が、大切です。

それにしても、いい環境で、早起きは「三文の得」。

練習用の、三味線らしいですが、思ったよりカチッとしていてかっこいい。

呼び方が分かりませんが、弦巻部分もしっかりしている。
思えば、世界中どこでも、かたちこそ違え「打つ、弾く、吹く」の基本からいろんな楽器が生まれました。三味線も、弾いてより大きな音が鳴るように造られています。
この、弾く日本の楽器を、留学生に紹介される、Hさん、今年もジャパンテントのホストファミリーをされるのかな。
カッコウが啼く。
2007-06-04

静かな湖畔の森の陰から♪
もう起きてはいかがとカッコウが啼く♪
カッコー、カッコー、カッコカッコカコ♪

うそでも、なんでもないのです。
本当に、静かな湖畔にカッコウが啼いているんです。

でも、カッコウは、夜明け前の2時や3時ごろからでも啼き、
「まだ、夜やちゅねん」といってもうるさく啼いています。
カッコーは、湖畔の木から木へ飛び渡り、木のテッペンにとまってあたりを見渡すように啼き、
耳を澄ましてみると、その鳴声は近くの山に反響し、本当に輪唱しているように聞こえます。
(大げさじゃありません、本当に聞こえます。)

ついでに、今の季節の木場潟に飛来してくる鳥に「オオヨシキリ」という鳥がいます。
別名「行々子(ギョギョシ)」といって、湖畔のアシの穂先に止まり、
「ギョギョシ、ギョギョシ、ケケケケケ」啼きます。
晴れた日に、湖畔を散歩していると、この鳴声が聞こえ、暑い夏休みの日を思い出します。

もうひとつ、ツバメも多く飛び回っています。
子供の頃の特急列車に、「つばめ号」がありました。
それだけ、早いイメージがある鳥で、なかなか写真におさめる事が難しく、運動神経のにぶい、アンクルトムとしては大変でした。
木場潟は、渡り鳥の飛来地として、愛鳥家には、人気の場所です。
アトリエにも、多くの鳥たちが遊びに来ます。
鳥のことは、あまり分かりませんが、見ていると愛らしいものです。
ワインコルク栓
2007-06-05
これらは、廃棄物であるのか、コレクションであるのか、分からないが、アトリエの、とある箱の中に、ワインコルクの栓がいっぱい詰まっている。
4年ほど前、何気なく、脇にあった籠にワインのコルク栓をほうりこんだ時から、
いつの間にやらこんなにたまり、山のようになりました。

ワインコルクの栓は、高級なワインほど長さが長いと言われますが、
当然も短いものばかりで、種類もまちまちです。
でも、何本かは長いコルク栓がありましたが、おそらくパーティのときどなたかが持ってこられたものでしょう。

ワインコルク栓のデザインも、一つ一つ凝らしてみると、それぞれに、絵が異なっています。
葡萄の絵柄や、ワイナリーの建物の絵、ただ文字だけのものなど、ワイナリーの思いがコルク栓にもこめられています。

最近は、ワイン栓に、樹脂でできたものも出回ってきていますが、ワインを開ける時は、やはりコルクのほうが「ワインを飲むぞ」という気分が湧いて、断然いいです。
ちなみに、数えてみたら、647個ありました。
アルコールを沢山飲んで肝臓に負担がかかったとみるか、
ポリフェノールを沢山搾取し、血液サラサラとなったと見るか?
でも、ワインは食事を楽しくし、会話を弾ますもっと大切なものです。
今日も、食卓で、乾杯!

お寿司屋さんの改装。
2007-06-06
2ヶ月ほど前から、急ピッチで工事が行われていた、お寿司屋さんの改装が完成し、今日6月6日オープンすることになりました。お寿司屋さんの名前は「直又」さんといって、粟津駅前商店街にある、老舗のお寿司屋さんです。
現在の、店主は2代目で、3代目の息子さんも跡継ぎとして頑張っていらっしゃいます。

今までのお店は、30年ほど前に作られたもので、
今回、思い切って改装されたのは、とにかく明るく、清潔感あるお店ということでした。

旧カウンターを再利用して、明るく落ち着いた「朱色」にし、カウンターの形はL型にしました。

白木の格子と朱色のカウンターの配色は、
和を感じさせながらモダンさが出ればとイメージしたのですが、何とか上手く行ったようです。

ランチのお客様も多くいらっしゃるようで、椅子席で20席ほど計画しました。
今日、オープンしますが、何よりも食事にこられたお客さんに楽しんでもらえ、
お店の人に喜んでもらえるよう、心から願っています。
メニューはお寿司だけではなく、刺身や焼き魚その他、美味しいメニューが沢山あります。
是非、一度足をお運びになっては・・・。
TOGOの友達「小哲」君。
2007-06-07
最近知り合ったTOGOのお友達の中に「小哲」君という、TOGOと同じシバワンコがいます。以前に、見知らぬおじさんに、TOGOを「コテツか?」と声をかけられたことがあり、不思議に思ったことがありました。
実は、TOGOは、ブリーダーさんから来たときの名前が「小徹」であり、まさかと思ったのですが、大きくなったTOGOを「小徹」と知っているはずがないと、その場は終わりました。

先日、木場潟散歩していたら、TOGOとそっくりなシバワンコと会いました。
聞けば、「小哲」君という10ヶ月の柴犬でした。
よくみれば、TOGOのほうが、やや大きいが、とても似ていました。

ちょっとづつ警戒をしながらにおいを嗅ぎ、近づいていきます。

お友達と分かれば、二人で飛び跳ねて遊びだしました。

それにしても、よく似たお友達「小哲」君と「小徹」でした。
「小哲」君また遊んでくださいね。
桑の実
2007-06-08
アトリエの窓のまん前には、大きな桑の木があります。この木も、植えたのではなく、鳥のフンに桑の種が混じっていて、それが自生した木です。
今頃の季節になると、実を付け、沢山の鳥が集まり、実を食べに来ます。

アトリエに来る鳥は、沢山実を食べるので、太り気味です。
やはり、住人に似てくるのかな~。

実は、熟すとドドメ色になり、甘酸っぱくとても美味しいです。
そういえば、かつて友人が遊びに来たとき、木に登り、ムサボルように食べていたことがあります。

何年か前に、桑の実でコンフィチュールを作ったことがありますが、桑の実の香りがほんのりして、とても美味しかったです。
最近は、熟した頃を見計らい鳥が群がり、収穫する前に食べられてしまい、半分あきらめています。
庭で食事。
2007-06-09
先週末、天候もよく、久しぶりに庭で食事をしました。
毎年、今頃の季節から夏にかけ、天気の良い週末は庭で食事をすることが多いです。

「今日は、庭で食事しよう。」と決まると、僕は、せっせと、テーブルや椅子をセットし、
炭火を黙々と熾します。
女房は、材料を刻んで準備をします。

炭火で焼いた魚介類やお肉は、遠赤外線効果で、美味しくなりますし、
ビールやワインの量も、いつもとは、少しだけ多く飲んでしまいます。

2,3日あとの夜に、窓を見たら、網戸にホタルが止まっていました。
「逃げていかないで」と、そっとシャッターを切り、何とか1枚だけ撮る事ができました。
何年かぶりに、アトリエでホタルを見ました。
少しづつ、木場潟の環境も良くなってきているのだろうな。

母の発表会
2007-06-10
昨日、「小松市民音楽祭」へ行ってきました。実は、今年80歳になる母が出演するということで行ってきました。
母がコーラスを始めたときは75歳からで、今年で5年目になります。
子供の頃から、母が歌を唄っていることがほとんどなかったのですが、老後の楽しみとして始めたようです。

コーラスの発表会では、英語の歌詞もあり、英語が全く分からない母は、私に読み方をカタカナに書いてくれ、とよく持って来ます。
その時、こんな意味があると説明をしてあげ渡しています。

今年の唄った演目は「虹の彼方に」と「雨に唄えば」でした。
そういえば、会場に入る前に、雨上がりの空に大きな虹がかかっていました。

80歳になっても、元気に唄う姿を見ていると、いつまでも人生を楽しんでいてもらいたいとつくづく思います。
そういえばもうひとつ、70歳から始めた「書」も一生懸命に頑張っています。
秋の書道展にあわせ、あれやこれや考えているようで、これじゃ、老いるヒマもなく、ますます元気になっていくようです。
どくだみ
2007-06-11
子供の頃、家の裏側などの湿り気の多いところに、このどくだみが沢山あり、匂いや、名前からして、いいイメージがありませんでした。
でも、先入観を払って、よくみてみれば、清楚に白い花を付ける、清楚な野草です。

白色といってもいろんな白色がありますが、どくだみの白は、なにか「濃い白色」のように感じられ、強烈に白色が目に入ります。

図鑑で調べると、十字形の花びらは花弁ではなく、総苞というものです。
そういえば、山法師の十字形の白い花びらも、総苞とかいてあったな~。

そっと摘んで、竹籠などの花器に、活けてみよう。
子供の頃には分からなかったものが、大人になり良さが分かるようになったものの一つに、どくだみもあるのかな?
キャベツ畑
2007-06-12
アトリエの前に、キャベツ畑があります。といっても、夏はキャベツ畑、冬は大根畑と、二毛作で野菜が栽培されています。
何年か前までは、タバコ畑になったこともありますが、
世の中がタバコ離れになったのか、今は栽培されていません。
この畑をみていると、農業をする人も大変だと思います。
昨年は、雨不足で、キャベツに水をやることが大変で、いざ出荷となったとき、
値段が暴落し、結局収穫しないまま、処分されてしまいました。
一生懸命、手入れし、育てた野菜を処分しなければならないことを思えば、
本当にお気の毒です。

今年は、畑の半分だけキャベツを栽培されたようです。
大きく育ったキャベツの畑の早朝は、規模こそ違え、高原のキャベツ畑を思い出します。

いつも、野菜を栽培されているSさんから、いつでも、獲っていいよといわれ、
獲れたての新鮮キャベツが、アトリエの食卓に料理されて、出てきます。
また、冬の大根も、甘く、みずみずしくとても美味しいです。
天候に左右されながら、働く農家の人たちの苦労を考えれば、
何気なく食べている野菜も、また違った風に感じられるでしょう。
では今日は、Sさんに感謝してキャベツ料理を。
梯剛之さんのピアノ演奏。
2007-06-13
家楽舎のホームページの「家楽する心」(カガクスルココロ)で、書いたこともありますが、梯剛之というピアニストがいます。
彼は、子供のときから盲目でありますが、それを自分の持つ「個性」だといって、
その分、音の感性が高く、素晴らしい演奏をしてくれます。

これまで、2回ほど梯剛之さんのコンサートへ行ったことがあります。
繊細な、白い指が、素晴らしいピアノ演奏をし、感動を与えてくれました。
中でも、ベートーベンの曲を聴かせてくれたとき、耳の不自由なベートーベンと、
目の不自由な梯剛之さんの組み合わせが、「音」という感性によって結ばれ、
音で「個性」を表現していると感激しました。

今日は、梯剛之さんのコンサートがあります。
会場は、建築家アントニン.レーモンド設計の群馬音楽センターで、
本当は、なんとしても行きたかったのですが、所要が重なり、Y婦(ワイフ)と義妹が行くことになりました。
Aレーモンドは私の大好きな建築家吉村順三の師であり、
群馬音楽センターは30年ほど前にコンサートを聴きに行ったきりで、
この会場へはなんとしても行きたかったです。
今日は、一日、梯剛之さんのCDをかけ、いろんな情景を浮かべてみようと思います。
戸井鮮魚さん。
2007-06-14
これまでに、何度か紹介をしたことがある、戸井鮮魚さんについてです。毎週、アトリエには火曜日と金曜日に来ていただいています。
但し、アトリエにはその日ですが、以外の日は別のところへ回っておられるようです。
会話の中で、時々、自宅へお魚を買いに来ましたと、訪ねてこられる方がいらっしゃるそうですが、
お店を構えているのではなく、美味しいお魚をお宅まで届けることが、仕事だそうです。

今日は、メッキ鯛、甘鯛、鯵、ガスエビ、甘エビと、どれも美味しそうなお魚ばかり。

特に、今日のメッキ鯛はピンク色していて、とても新鮮できれい。

鯵もいい顔、いい味出しています。
加賀小松を回る周遊バスCANBUSじゃありませんが、周るコースに近い方は是非お願いしてみては。まずは、戸井鮮魚、小松回り、加賀回り?のコースのご確認から。
美味しいお魚と、楽しい戸井さん夫婦の会話が、お宅まで届けてくださいますよ。
ちなみに、戸井鮮魚さんのあるところは、CANBUSの海まわり23番、「北前船の里資料館」から歩いて5分くらいのところで、海に近いとても見晴らしがよく、環境の良いところです。
建築塾
2007-06-15
先日、JIA 北陸支部-石川建築家会議の準会員のためのセミナー建築塾に参加してきました。建築塾の目的は、学生の頃建築に燃え、熱い情熱と大きな理想を持っていたものが、
現実の社会で建築の実践に追われ、情熱や理想が忘れかけていく若い建築家のために、もう一度、建築について熱く語り、かつてを思い出す場として行われました。
全体は三部構成になっており、
一部は正会員でもある金沢工業大学の蜂谷教授の、
「建築デザインの潮流をリードする美術館建築」というタイトルで、
美術館と社会の関係の歴史のレクチャーでした。
さすがに、教授だけあってわかりやすく話され、私と世代も同じであるゆえ、
かつて、私が建築少年であった頃を思い出す、とてもいい内容でした。



二部は、準会員だけによる、「私のキライナ美術館」というタイトルで、
あらかじめ指名された準会員が、自分のキライナ美術館を取り上げ発表し、
それを皆で意見を述べあうものでした。
好きなことを語るのではなく、嫌いなものを語る着眼点はとてもよく、
好きなことだけ語ればそのことだけですみますが、
嫌いなことをわかりやすく語るには、一方で好きなことを理解していないと語れないので、
テーマとしては面白かったです。
ただ、ビミョウなのは、好き嫌いだけで語るとなると、つまらない水掛け論にしかならないので、キワドいテーマでした。

会場構成や時間にも問題があるのかもしれませんが、
熱くなるまでには行かず、内容も消化不良したようです。

さらに踏み込んで、自分だったらこのようにするという発言もあればよかったのに・・・。
でも、人前で、自分の意見を語る場をもてたことは準会員にとり良い経験だったと思います。
次回の、建築塾を楽しみにしておきたいです。
三部は、お酒を飲みながら語るということでしたが、所用があり参加できませんでした。
熱くなれたのかな?
この建築塾に参加して、私も20代の頃、毎月出る建築雑誌をくまなく目を通し、
先輩や同僚と、喧々諤々(けんけんがくがく)建築論をしゃべった記憶がよみがえりました。
最近は、そのようなこともなく、これではイカン

それにしても、準会員の参加者は、半分近くが女性で、建築設計の社会には男女の差がないことに、改めて気づきました。
紫陽花。
2007-06-16
梅雨の時期に似合う花は、紫陽花である。街を歩いていても、あちこちに紫陽花を見かける。
青色や、紫色、赤色と、色とりどりに花を咲かせている。

アトリエには、ガク紫陽花がある。
紫陽花の品種は、多くあり、それぞれに名前がつけられていると思うが、何も分かりません。
ただ、ガク紫陽花は、いわゆる紫陽花の日本から生まれた原種であることらしい。

よくみると、一つの株に沢山の花がつき、それらも、いい色の組み合わせで並んでいる。



別の紫陽花であるが、まるで花束のように花が付いている。
もしかすると、「100万本のバラ」は無理かもしれないが、紫陽花で、「100万個の花」なら、何とかなるかもしれない。

でも、花言葉が「移り気」なので、贈ると問題が起きそうなのでよしたほうがよさそうだ。
そういえば、私の知り合いで、家の敷地に紫陽花があると、娘がいつまでも嫁に行けないという話を聞いて、紫陽花の木を切ったところ、しばらくして、めでたく嫁に行けたらしい。(とても身近な人だが。)
ボクの回りにも、多くの嫁に行かない(行けない)女性がいますが、庭に紫陽花がありませんか?
でも、紫陽花は切らないでください。木にも命があります。
それは、たまたまあったことで、むしろ、本人の心がけ次第だと思います。
・
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こんな、梅雨前の、紫陽花についての話題でした。
6月の木場潟と白山
2007-06-17
今週、北陸地方も梅雨入りか、と思われましたが見送られ、また天気のよい日が続きます。
アトリエの前の田んぼも青々し、順調に稲が育っているようです。

昨日の木場潟・白山は、梅雨とは思われない、爽やかな風が吹き、くっきりと姿を見せていました。

6月にはあまりみられない夕焼けの白山が、一日の終わりを静かに、見守っています。

年をとったせいか、早朝の目覚めが早く、今朝は4時に起き、日の出前の白山を撮りました。
今日も、無事、良い日になりますようにと、白山に祈念しました。
こんな、時間と共に変化する、木場潟と白山の風景です。
6月の朝焼け。
2007-06-18
昨日のブログの続きで、朝焼けがとてもきれいでした。日曜日になると、いつもより早起きする人と、寝坊する人とがいますが、
私は若い頃には日曜日になると、寝ていられず、やたらに早起きしたものです。

木場潟の湖面が、静かな朝をむかえています。
今日は、一日天気がよさそう。

いろんな色が、グラデーションの表情を見せ、となんとも言えないきれいな空でした。

湖面に映る光は、一つ一つ色を持ち、
まるでモネの絵のよう。

何気ない、樹の枝も、アートのよう。
早起きは、いいものです。
いっぱいきれいな景色を見ることができました。
ようし、今日も夜10時には寝るぞ。
木漏れ日の庭の日曜日。
2007-06-19
昨日、一昨日のブログの流れで、日曜日の朝はゆっくり過ごすことができました。住宅を設計していることで、土曜日、日曜日に打合せすることが多く、
のんびりと一日を過ごすことが、少ないです。
でも、家を建てられる方のことを思えば、別に気になるわけでなく、
むしろ、仕事があるということで、ありがたく感謝しています。

桑の木の下にパラソルを広げ、本を読んでいましたが、ふと見上げたら、良い光景。
ここが、悲しい性(さが)、ブログ病にかかり、いいもの見つければ、すぐにパチリ。
いつの間にやら、カメラを持って、うろうろ。

木漏れ日の影が、パラソルに映り、より、のんびりした時間を感じさせてくれます。

コーヒーカップも、絵になっちゃいました。

Y婦が育ていいるイングリッシュラベンダーも、明るい朝の日差しに照らされ、気持ちよさそう。

このような時間を、過ごすことができる家になればと、いつも設計するとき心がけています。
そして、自分が、このように過ごしてこそ、
ゆっくり時間を過ごせる家が設計できるのではないだろうか、と日々励んでおります。
花菖蒲
2007-06-20
毎年、今頃の季節、木場潟湖畔では、「花菖蒲まつり」が行われる。でも、いつもまつりの期間と、咲き盛んの時期がずれていて、
いまひとつ盛り上がらない「花菖蒲まつり」だ。

まばらに花を付けているが、もしかして最盛期を見逃したのかもしれないが、
花の付き方をみると、どうも今年は花の付き方が少ないようだ。


花菖蒲や杜若の花の芽はファンタスティックだ。
朴の木の葉のように、なんともまあ、コンパクトに花びらがたたみ込まれている。

開きはじめた、花びらの模様は、牛肉の霜降りのように見え、なんだか美味しそう。

やはり、植物の形は神秘的である。

昔から、花菖蒲や杜若、あやめが日本人に愛されてきたのも、なんだか分かるような気がする。
ちょっとさびしい、今年の木場潟花菖蒲園でした。
夏椿
2007-06-21
紫陽花の花が咲く頃、もう一つ目に付く花は夏椿である。夏に椿のような花を付けるということで夏椿と言われ、
「沙羅」とも呼ばれている。

純白の花で、花びらがレースのように「ひだひだ」になっており、とても可憐な花である。

ふくらみかけた花は、真っ白なマシュマロのようだ。

冬に咲く椿と大きく違うのは、葉っぱである。
冬の椿は分厚く硬いが、夏椿の葉っぱは光を透き通し、白い花がより明るく見せている。

でも、花は一日で咲いて、すぐにボトボト落ちる。
こんな純白の可憐な花がいつまでも咲いていてほしいと思うが、
こんな花ほど、落花が早く、とてもザンネンだ。
素敵な缶。
2007-06-22
アトリエの日常を紹介していると、いつもワインや地酒を飲んでばかりいるように思われますが、お茶や、コーヒー、ジュースなどの飲み物も当然嗜好しています。お茶は、丸八製茶場の加賀棒茶が美味しく、かなり昔から飲んでおり、友人等に贈り物としても、よく差し上げています。
もう一つ、紅茶は、マリアージュ・フレールの紅茶が大変お気に入りで、仕事の合間の休憩時間に、ゆっくり飲んでいます。

美味しいこともさることながら、缶も、さすがフランスと思わせる、洗練されたデザインで、
缶を飾っているだけでもインテリアになる、とても気分が良くなれる嬉しい紅茶である。

先日、お土産としてもらったマカロンの缶も素敵である。
やはり、フランス・パリのクッキーの缶で「ジェラール・ミュロ」のものである。
昔は、パッケージにはよく缶が使われていましたが、最近は少なく、
このような缶を見つけると、缶のコレクションにも走り出しそうだ。
考えてみれば、良いデザインのパーッケージは、使い捨てにするにはもったいなく、
これも、資源を大切にする意味では重要なことではないだろうか?
そういえば、今日は「11万人の地球エコの日」。
いろんな器。
2007-06-23
私たちは、いろんな器を使って暮らしています。例えば、お皿や、茶碗、ビンなど、様々な器があります。

昔、骨董屋で買ったものや、知人から譲り受けた器が、アトリエの玄関先に、無造作に置かれています。
甕・瓶・鉢・桶・壷など同じ器なのにいろんな呼び方が違っていて、日本語って面白いなと思う。

写真をクリックし、さらに写真右下ボタンをクリックすると文字が読めます。

土っぽい、すり鉢に紫陽花を生けてみました。
器をそのまま使うのでなく、違った使い方をすると、意外な形で面白くなります。

大きな甕には、枝ごと大胆にザクッと放り込むだけで、華道家のような作品になります。
同じような形をしていても、呼び方が違い、それらをさらに違った使い方をすること。
一体、物の名前、呼び方って何だろう?。
もしや、これが現代美術なのかもしれない。
ハグロトンボ
2007-06-25
雨の朝、庭を見ていたら、ハグロトンボが木の陰に止まっていた。アトリエには、今頃の季節になると、いくつかの種類のトンボが飛んで来る。
ハグロトンボは、オニヤンマのようないわゆるトンボのバチバチ言わせて飛ぶとび方に比べ、
羽をしなやかに動かしゆらゆら飛ぶ、優雅に見えるトンボだ。
なんだか、黒い衣装を着た、貴婦人のようである。

葉っぱに止まったシルエットはとてもきれいだ。

時折、4枚の羽を広げ、飛び立とうとするが、飛ばずに、また羽を重ねる。

シッポを上げ、今にも飛び立ちそうだ。

そして、じっと、とまっていたトンボは、雨にぬれたガク紫陽花の木へ飛んでいった。
トンボが飛ぶ自然は、環境が良くなった証拠だ。
アトリエには、ホタルが飛んできたり、ハグロトンボが来たりで、本当に自然のあるところだ。
梅雨の秋桜。
2007-06-26
木場潟湖畔の、藤棚横の今年植えた枝垂桜の根元に、コスモスが咲いていました。コスモスは秋桜と書くように、秋風に揺られて咲く花ですが、
時折、季節はずれに咲いているのを見かけます。
このコスモスも季節を間違えて咲いたのでしょう。

おそらく、今年の春に枝垂桜を植えたとき、種が、土に混ざっていたのでしょう。


コスモスの花の色は、目に優しく映る薄紅色で、とてもシンプルな花です。

紫色の花は、もう終わりのようだが、横にまた一つツボミがあり、もう一つ花を付けるのだろう。
まだ梅雨だというのに、秋を思わす枝垂桜の下のコスモス(秋桜)でした。
キッチンに立つ。
2007-06-27
昔から、建築家には料理好きが多い。キッチンを設計していると、実際に料理を作ってみないと分からないということで、キッチンに立ちたくなるようである。
最近は、アトリエシュフの料理には太刀打ちできないので、キッチンに立つことが少なくなったが、先日久しぶりに料理をしてみた。

余談ですが、実は、「美しい星」という雑誌の前号に、「男も料理を」ということで、
私の料理姿が紹介されていました。(オハズカシイ)
今回は、ニョッキを作ってみました。

まずは、ジャガイモ400g、強力粉200g、卵黄、塩小さじ1/2を準備します。

茹で上がったジャガイモは、熱いうちに皮をむき、マッシャーを使ってつぶします。

ジャガイモが熱いうちに、強力粉をフルイにかけながら降りかけ、
手でさくっとあわせ、卵黄と塩をのせます。
TOGOの楽しいシャンプー♪
2007-06-28
先週末、梅雨の合間にTOGO君がシャンプーをしました。
先代のコルビュジェ君は、シャンプーが大嫌いで、シャンプーするとなると大騒ぎでしたが、TOGO君は、喜んでシャンプーします。

バスタブに入れられ、なんだかご機嫌♪


ゴシゴシシャンプーされて、イイ気持ち。

お~い。目がつり上がってるぞ。

体を拭くのも、タオルと遊び、もう大変。
あ~。風呂上りにビールを一杯といきたいところだが、TOGOはまだ子供。
変わりに、Y婦と二人でグビグビグビ。

TOGOの犠牲者。
2007-06-29
TOGOの日課は、朝夕の散歩と、ゴハンを食べること、寝ること。そして、オモチャで遊ぶことです。
勉強も、仕事もしなくてよく、本当に楽チンだと思います。
遊ぶことについては、好奇心旺盛で、何でもが遊び道具になってしまいます。
その遊び道具のオモチャが、大変悲惨な姿になっていますので、今日のブログとしてみます。
オモチャは、ボールやロープなどもありますが、動物のぬいぐるみもお気に入りの一つです。
犬のルーツはオオカミといわれますが、TOGOもわかってやっているのかわかりませんが、動物のぬいぐるみを噛み散らし、ストレスを発散させています。
そのため、彼らはもうボロボロ。ズタズタ。
犠牲になった、動物のぬいぐるみ達に、ちょっとインタビュー。




というような、彼らの悲鳴が聞こえてきます。
ところが、「ムシャムシャ棒」を読まれたレアールジュニアからの嬉しいコメント。
・
・
・
・
先日、レアールシェフから、美味しいプレゼントがとどきました。
なんと、バールでみんなで食べたもののお下がり。
あっという間に、トリコになっちゃいました。

この恍惚の顔。

ガシガシ。ゴシゴシ。もうおやつに夢中のTOGOでした。
これで、動物のぬいぐるみさん達の犠牲者も少しは少なくなるでしょう。
レアールシェフ有り難うございました。
TOGOで癒す。
2007-06-30
梅雨になり、木場潟を散歩していても、カメラが濡れるといけないので、写真を撮ることが少なくなりました。こんなとき、心強い味方がTOGOです。
3日連続のTOGOですが、お許しを。
今日のTOGOの話題のテーマは「癒し」です。
親バカと言われようが、TOGOをみていると癒されます。

シャッターを切る前までは、ジット目を開けているのですが、
シャッターを切ると、つい目を閉じてしまうTOGO。

おやつを目の前にして、30秒「マテ!」ができる辛抱強くなったTOGO。

きれいな目をして、まつ毛が長いTOGO。
なんと、賢そうな顔!

背中には、「天使の翼」のマークがくっきり。
まさしく、「エンゼルTOGO]です。